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自分の胃と同じ量を食べるのが、消化に良い

アーユルヴェーダの食事法で最も大切とされている「消化」について、お話ししていきます。

皆さんが、食べ過ぎたり、食べなれないものを食べた時に、なんとなく消化が悪い感じになるときを思い出してみましょう。
お腹が重かったり、張っていたり、スムーズに排泄できなかったり・・・
そんな時、とても苦しいし辛いですよね。

アーユルヴェーダでは、未消化物を「アーマ」と呼びます。
アーマは、長い時間身体に溜まってしまうと、病気を引き起こすとされています。
そのため、未消化物を溜めない食事=消化の良い食事が最も重要とされています。
消化の良い食事に、まず必要になるのは、「食べる量」です。
自分に合った「適量」について、お話していきます。

胃の大きさ=両手のひらを合わせた大きさ
自分の胃の大きさを、分かりやすく、目で見て確認する方法があります。
皆さん、両手のひらを広げて、水をすくうようにしてみてください。
この両手のひら1枚分が、皆さんの胃の大きさと同じと言われています。
1回の食事の量を、自分の胃の大きさと同じ量にすることが、消化の良い食事の量の目安になります。
思ったより少ないなと感じる方も多いと思います。私もそう思います。笑
それでは、どうやって、満足させていくかについてお話していきます。

考え事を手放して、食べることに集中する
このnoteを読んで下さっている方は、きっと食事に関心がある方だと思います。好きな人と、美味しいものを、ゆっくりと味わう、そんな幸福感が好きな方も多いと思います。
それでは、ひとりの食事の時はどうでしょうか。テレビやスマートフォンを見たり、仕事の資料や読みかけの本を読んでいたり、食事の後にすることを考えていたり。そんな「ながら食べ」になっていませんか。
食べ物を消化する時に、胃は血液をたくさん必要とします。しかし、考え事をしていると、その分の血液が脳に送られてしまうため、消化を妨げる原因になると言われています。
また、他のことを考えながら食べた時に、早食いになっていたり、いつの間にか食べ終わってしまっていることはありませんか。
そうならないためにも、食事に集中して食べることを心がけてみましょう。

最後にお味噌汁を飲むことで、満足感を作る
私は、早食いタイプなので、食べる量を抑えることが苦手でした。
ゆっくり噛んで飲み込むことが大切なのは分かっているのに、実践するのはなかなか難しい。そんな時に、お味噌汁を飲むタイミングで満腹感が変わることに気付きました。
お味噌汁を飲むと、満腹のサインであるゲップをしたくなります。笑
赤ちゃんがミルクを飲むとき、最後にゲップをさせるのと同じですね。
水分で胃の中を満たすことができるので、お腹いっぱいに食べた時よりも、消化が良くなったように感じます。
わたしはお味噌汁を作る時は地元の味噌を使っているので、酵母菌が身体にあっているのかもしれません。自分に合った食材を使うことも、とても大切なことなので、またお伝えしていきますね。

皆さんは、お味噌汁を飲む習慣はありますか。
アーユルヴェーダでは、発酵食品についての意見がそれぞれあるようです。
私の実体験として、空腹感を抑え、消化が良くなったお味噌汁を飲む習慣をおすすめしたいと思います。

食べ終わったら、じっとして消化を見届ける

アーユルヴェーダでは、食事も瞑想だと言われています。
5分でもいいので、そっと目を閉じて、食事の余韻を味わうことで、心が満たされていく感覚を感じることができます。
食べ物には、プラーナと呼ばれる活力が宿ってると言われています。
その活力をいただいて、私たちは活力を身体に取り込んでいます。
自分に活力を与えてくれた食べ物や、安心して食事を摂ることが出来る平和な環境に感謝を感じる時間。
そんな静かなひと時を、毎日少しづつ味わっていくことが、食事で心を満たすことにつながっていると、信じています。


本日のみなさんの食事が、心を満たす食事になりますように、心を込めて。

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