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【生酛・山廃・速醸】日本酒の製造方法をシンプルに解説
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日本酒の製造方法は3つあります。
「生酛(きもと)」「山廃(やまはい)」「速醸(そくじょう)」という3つの方法です。
これら単語は聞いたことのある人は多いと思います。しかし、調べてみても内容が複雑でよく分かりませんよね。(僕もそうでした。)
そんな方の為に、なるべく噛み砕いてシンプルに解説してみたいと思います。
生酛
日本酒の製造方法の中では最も歴史が古く、明治時代の中期まではこの方法が主流でした。つまり日本酒造りの中でもベースとなる製造方法です。
生酛造りを凄くシンプルに説明すると以下の通りです。
①米と米麹を、櫂(かい)という道具ですり潰してドロドロにする「山卸し」という作業を行う
②自然の乳酸菌から乳酸を培養させる
③完成までに約1ヶ月ほどかかる
まずは、ここを理解しましょう!
山廃
山廃とは、「山卸しという工程を廃止する」を略した言葉です。
生酛造りの説明をしたときに、『「山卸し」という作業を行う』と言ったのは覚えていますか?
つまり、ベースは生酛造りで行い、「山卸しという工程を廃した」造り方のことなんです。
山廃造りを凄くシンプルに説明すると以下の通りです。
①自然の乳酸菌から乳酸を培養させる
②完成までに約1ヶ月ほどかかる
『生酛造り』と『山廃造り』は山卸しという工程を行ったかどうかの違いのことなんですね。
速醸
『速醸』と『生酛・山廃』の最大の違いは、人工の乳酸菌を添加するかどうかです。
まずは、凄くシンプルな造り方解説です。
①人工の乳酸を添加してアルコール発酵を促す
②完成までに約2週間ほどかかる
人工の乳酸菌を添加することで、酒質が安定して、より短い期間で製造することが可能になりました。今ではほとんどの銘柄が『速醸』にて製造されています。
まとめ
今回は、〜【生酛・山廃・速醸】日本酒の製造方法をシンプルに解説〜という内容についてまとめてみました。
色々な工程を省いて本当にシンプルな説明をしたので分かりやすかったかなと思います。
ちょっとでも日本酒の製造方法について理解してくれたら嬉しいです。
また、最後に味についても少し触れてみます。
生酛や山廃酛によって造られたお酒は、深みのある味わいとコクが魅力です。
速醸によって造られたお酒は、爽やかで清涼感がありキリッと締まった酒になりやすいです。
その点を意識して飲んでみても面白さが増すかもしれません。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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