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日本酒の用語解説 〜生酒・原酒・生原酒・生詰め・生貯蔵・無濾過〜

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日本酒には工程の有無によって『生酒』『原酒』『生原酒』『生詰め』『生貯蔵』『無濾過』という様々な呼び方があります。

これだけ種類があると何が何だか分かりませんよね。

一つ一つ説明していきますが、これらを暗記する必要はありません。

日本酒選びで迷ったり、ラベルに書いてある意味が分からない時は、「そういえばあんな記事あったな」って読み返してみてください。

”辞書”みたいな感じでこの記事を活用してくれたら嬉しいです。


生酒(なまざけ)

『搾った酒を熱処理していない』日本酒のことです。

日本酒は”火入れ”という工程が『貯蔵前』と『出荷前』で2回行われます。

例えば、『ベストのタイミング』で酒を造り終えて、それを火入れしないとします。

瓶に詰めた後でも酵素は生きているので、味が変化し続けてしまうんです。

この、味の変化を抑えるために火入れという作業をします。


原酒(げんしゅ)

『搾った酒を水で割っていない』日本酒のことです。

搾った直後の酒はアルコール20度くらいあります。これに水を加える工程を「割水」「加水調整」と言います。

通常の日本酒は、15度前後のアルコール度数にする為に水を加えます。

この工程がない日本酒を”原酒”というんです。


生原酒(なまげんしゅ)

簡単に説明すると『生酒』+『原酒』ということです。

つまり、火入れも割水もされていない日本酒のことです。

このタイプの酒は常にデリケートです。温度や湿度、さらには店内の照明でも酒の品質が変わることがあります。

『生酒』『生原酒』は共に一般の酒販店では購入できないです。見つけたとしても品質管理のに力を入れている所から購入しましょう。


生詰め酒(なまづめしゅ)

『貯蔵前に火入れを行い、出荷前には火入れを行わない』日本酒のことです。

先ほども説明した通り、火入れ作業は通常2回ありますが、生詰め酒は『貯蔵前』の1回だけです。


生貯蔵酒(なまちょぞうしゅ)

『貯蔵前は火入れを行わず、出荷前に火入れをする』日本酒のことです。

つまり、生詰め酒とは反対に、『出荷前』に1回だけ火入れをする方法です。


無濾過(むろか)

言葉の通りで『濾過をしていない』日本酒のことです。

そもそも濾過とは、日本酒の品質を保つために行われる工程です。

無濾過の日本酒は、濾過した酒と比べて、味や風味をしっかりと感じることができます。

品質管理が難しい為、市場に出回っている数は少ないですが、見つけたら是非飲んでみてください。


まとめ

今回は、【日本酒の用語解説 〜生酒・原酒・生原酒・生詰め・生貯蔵・無濾過〜】という内容についてまとめてみました。

一つ一つ分解して、説明したので分かりやすかったかなと思います。

正直、これらを丸暗記する必要はありませんが、ラベルをみて「この意味はなんだろう?」と思ったら読み返してみてください。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。



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