
オシャレと恋愛のセンスはないけど、ネーミングセンスはあるらしいので聞いてくれますか。
こんばんは、上田です。
本日は、いかに人の心と記憶に残るか、というお話。
だったんですが、書いていったら意外に集客に関する内容になっていたというお話。
🍶そもそもなんですが
現在は緊急事態宣言が発出されているため開催は難しいですが、僕はこのコロナ禍になる前は、プライベートでは様々な飲み会やスポーツ企画、仕事でもコミュニティメイキングやイベント企画をしていました。
以前にも書きましたが、月1回、継続的に30〜50人規模の日本酒会も、2年ほど続けていました。
何かを企画する時に企画者や運営者が一番考えるのは、集客ではないでしょうか。
僕は元々、製薬企業に勤めていた時に「そのモノの価値を最大化する」という部署にいたので、仕事がら、集客についても学ぶ機会がありました。
🍶集客は認知から始まる
日本語って面白いのですが、今回は言葉の定義を下記の前提で読んでいただけるといいかなと。
集客は「結果」です。
集客をする時に、よく企画者や運営者はどうやって集めるかという「方法」を考えることが多いのですが、実は重要なのは
どうやったら集まるかという、人が集まる「状態」の理由をイメージしているか。
この、人が集まる状態を作るために大切なのが「価値を最大化すること」であり、
その時に重要なことの一つが「広く知れ渡ること」と言われています。
どれだけいい商品、サービス、技術があったとしても、知られていなかったら「ない」のと同じ。
超有名ホテルなどで修行した腕のある料理人が隠れ家的なお店を出したとしても、
ちゃんと広告していなかったらそのままお店が隠れてしまう。理屈で言うと医者も同じだよね。
と言われるほど、知ってもらうことって大事なんですが、
そもそもこの情報が溢れすぎている現代社会においては、
「知られること自体が流される」傾向にありませんか?
今日一日だけでも、noteやインスタなどのタイムラインを見て、じっくり見たり投稿を読まないまま「いいね」や「スキ」を何回か押しませんでしたか? 笑
なぜか。
人が情報を扱う時には段階(ステップ)があると言われています。
知る→認知する→記憶・記録する→共有・発信する
まずは、この各ステップを認識すること。
このステップにおいて一番重要なポイントは「認知する」の段階。
つまり、コミュニティや企画のスタートアップに携わる時には、この「認知する」という段階を作ることが大切なのです。
noteやインスタでちゃんと読もう、見ようとなったものって、何かしらのインパクトがあって、自分の中に認知されたからではないでしょうか。
その結果、インスタではインパクトのあるもので溢れかえってしまっていますが 笑
そんな中でも、やはり目を引くものってあると思うんです。
インスタの場合は写真や動画。
noteの場合はクリエイター名や記事のタイトルや出だしの文章。
そして、コミュニティや企画の場合はコンセプトとネーミング。
🍶コンセプトとネーミングで人が集まる土壌はできる
僕が何かを企画する時に意識していることは、
「何それ、行ってみたい!」となるものにすること。
その時に、コンセプトとネーミングをすごく楽しんで考えます。
くだらないものほど、ツボにハマることもあります。
◎毎年、彼女がいてもいなくても盛り上がるクリスマス男子会
例えば、去年はコロナ禍だったので開催しませんでしたが、
それまで5、6年ほど必ずやっていたものの一つに、
「クリスマスイブか当日あたりで、独り者の男性だけが集まる男子会をしよう」という企画があります。
名付けて、
「男子シングルス、決勝」
この会をやろうとなった時に、「どうせなら、周りにいるお客さんもファイナリストが集まりそうなお店にしよう」となり、全力でそのコンセプトに合いそうなお店をさがしまして。
そうして見つけたのが、コスプレをしたお姉さんが健全に焼肉を焼いてくれるお店。
ここ、見た感じだとイロモノなお店かと思いきや、お肉は普通に美味しかったんです。
ここで、男子シングルス決勝をやるようになってから、「来年こそは彼女つくる!けど、これにはまた来たい」という人が続出。
僕も、パートナーがいようがいまいが、主催の立場で毎年開催することに。
◎いろんな品種のブドウと出会えるワイン会
僕は日本酒が好きなのですが、ワイン好きな友人から「ワインの会もやってほしい」と言われて企画した会。
どうせならいろんなワインを、と思い、
ワインを扱っている飲食店の店長にお願いして様々な品種のブドウでできているワインが楽しめる会を考えました。
名付けて、
「天下一ブドウ会」
この会も盛況で、会を重ねるごとにリピーターと初めましての人が増えていく状況になっていました。
◎日本酒が好きな人と、これから飲めるようになりたい人が集う場所
自分の中で本丸と言っていい日本酒の会は、
すでに日本酒が好きな人も、
これから日本酒を飲めるようになりたい人も楽しめるような会を目指しています。
さまざまな人と、一つのお酒を楽しむことを共有する場所。
名付けて、
「百人一酒」
この会では、出す日本酒はネットで買うことをせず、自分の足で酒屋さんに行って出会ったお酒を出すようにしており、
「今日は何が飲めるんだろう」
というワクワク感が共有できる場所にしています。
以前、仕入れに行っている酒屋さんの店員のお姉さんも遊びに来てくれたことがあるのですが、
その方曰く、
「日本酒を飲む人の中には、いろんな日本酒を知っているからこそ『あれはおいしいけど、これはちょっとね・・・』のような評論をする人もいるんですが、
上田さんの会はそこに参加している人たちが、みんなで楽しみながら飲んでいる場所になっているのが素敵ですね」
と、コンセプトが間違いじゃなかったんだなということをプロの人からも感想が聞けるような会になっており、
今の状況が落ち着いたらまた再開しようと思っています。
今回は、3つの会について例を出しましたが、コンセプトとネーミングがハマれば、
後はそこがいい会であれば参加した人が勝手に周りの友人に話をして、その友人が一緒に参加をする、という連鎖が起こってきます。
爆発的に増えることはないですが、
友人が友人を繋ぐので変な人も入って来ず、
質の高いコミュニティ運営ができるというのもメリットです。
オシャレや恋愛のセンスはあるけど、ネーミングセンスはないんだよ!
という方がいらっしゃいましたら、いつでもご相談ください 笑