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ミステリー小説を中心としたノベルレビュー
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#読書

【ミステリーレビュー】双孔堂の殺人~Double Torus~/周木律(2013)

双孔堂の殺人~Double Torus~/周木律 十和田只人を探偵役に据えた周木律による"堂"シリーズ…

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【ミステリーレビュー】人面島/中山七里(2022)

人面島/中山七里 人面瘡探偵シリーズの第二弾となる中山七里の長編ミステリー。 内容紹介 …

魚がとれた
2週間前
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【ミステリーレビュー】准教授・高槻彰良の推察9 境界に立つもの/澤村御影(2023)

准教授・高槻彰良の推察9 境界に立つもの/澤村御影 高槻彰と深町尚哉のコンビによって展開さ…

魚がとれた
3週間前
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【ミステリーレビュー】N/道尾秀介(2021)

N/道尾秀介 読む順番により、720通りの読み味が楽しめる道尾秀介の実験作。 内容紹介 解説/…

魚がとれた
1か月前
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【ミステリーレビュー】方舟/夕木春央(2022)

方舟/夕木春央 「週刊文春ミステリーベスト10」と「MRC大賞2022」をW受賞した夕木春央の長編…

魚がとれた
1か月前
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【ミステリーレビュー】剣持麗子のワンナイト推理/新川帆立(2022)

剣持麗子のワンナイト推理/新川帆立 新川帆立による剣持麗子を中心に描いたシリーズ第三弾。 …

魚がとれた
2か月前
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【ミステリーレビュー】ペルシャ猫の謎/有栖川有栖(1999)

ペルシャ猫の謎/有栖川有栖 "作家アリス"シリーズにおける<国名>シリーズ第5弾。 内容紹介 解説/感想(ネタバレなし) 表題作こそ肝いり、ということなのだろうが、だとすると相当にチャレンジング。 短編7編を収録しているが、これまで以上の超短編や、ミステリー要素の薄い作品もあり、国名シリーズにして実験作と言えるかもしれない。 まず、最初の「切り裂きジャックを待ちながら」はアリスに事件の情報が入って、火村は後からの参加。 そこまで違和感がない形で、イレギュラーな作品で

【ミステリーレビュー】密室偏愛時代の殺人 閉ざされた村と八つのトリック/鴨崎暖炉(…

密室偏愛時代の殺人 閉ざされた村と八つのトリック/鴨崎暖炉 葛白香澄と蜜村漆璃による密室シ…

魚がとれた
3か月前

【ミステリーレビュー】ガリレオの苦悩/東野圭吾(2020年)

同シリーズの長編「聖女の救済」と同時刊行となった東野圭吾の"ガリレオ"シリーズ第四弾。 内…

魚がとれた
3か月前
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【ミステリーレビュー】廃遊園地の殺人/斜線堂有紀(2021)

廃遊園地の殺人/斜線堂有紀 "廃墟探偵"シリーズの第一弾となる斜線堂有紀の長編ミステリー。 …

魚がとれた
3か月前
1

【ミステリーレビュー】まどろみ消去/森博嗣(1997)

まどろみ消去/森博嗣 森博嗣としては初の短編集となった全11編のミステリィを収録した1冊。 …

魚がとれた
4か月前
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【ミステリーレビュー】眼球堂の殺人〜The Book〜/周木律(2013)

眼球堂の殺人〜The Book〜/周木律 第47回メフィスト賞を受賞した周木律による"堂"シリーズの…

魚がとれた
4か月前
3

【ミステリーレビュー】呪殺島の殺人/萩原麻里(2020 )

呪殺島の殺人/萩原麻里 "呪殺島"シリーズの第一弾となる長編ミステリー。 内容紹介 解説/感…

魚がとれた
4か月前
3

【ミステリーレビュー】探偵AIのリアル・ディープラーニング/早坂吝(2018 )

探偵AIのリアル・ディープラーニング/早坂吝 早坂吝による"探偵AI"シリーズの第一弾。 内容紹介 解説/感想(ネタバレなし) 探偵役も犯人役も人工知能、という異色のシリーズ。 もっとも、ドラえもんで育っている日本人にとっては、そこまで抵抗がない設定ではなかろうか。 AIの学習の段取りが、ある程度実態に即しているため、理系ミステリーと言えるのだけれど、AIが人間らしさを手に入れるまでの過程の物語とすれば、ライトノベル的でもある。 序盤は、いかにもAI。 本当にこうい