【ミステリーレビュー】ペルシャ猫の謎/有栖川有栖(1999)
ペルシャ猫の謎/有栖川有栖
"作家アリス"シリーズにおける<国名>シリーズ第5弾。
内容紹介
解説/感想(ネタバレなし)
表題作こそ肝いり、ということなのだろうが、だとすると相当にチャレンジング。
短編7編を収録しているが、これまで以上の超短編や、ミステリー要素の薄い作品もあり、国名シリーズにして実験作と言えるかもしれない。
まず、最初の「切り裂きジャックを待ちながら」はアリスに事件の情報が入って、火村は後からの参加。
そこまで違和感がない形で、イレギュラーな作品で