【飲食店経営】利益率よりも利益額が大切やねん
一般的に飲食店の原価率は30%なんていうことが言われているのは、あまり意味がないかな~というのが僕の持論。
お客さんに価値を提供した対価が売上。
そこから経費を差し引いて、利益を生んで、税金払って、キャッシュが残れば商売は成立する。
お客さんに価値を提供した対価。
対価=売価。
この売価を設定するときに、原価率30%に縛られていたらあかんよね~、っていう話。
売価×原価率=利益率 よりも
売価ー原価=利益額 のほうが大切。
回転寿司は原価率50%で利益率50%なんて言われている。
業界のセオリー?原価率30%(利益率70%)よりも利益率が低いけれど、スシロー、くら寿司など、会社の規模はすごく大きいよね。
利益率が低くても、多くの経費を支払って、利益を生んで、税金はらって、キャッシュを残している。
利益率が低くても、沢山販売しているからOKっていうことやね。
僕が昔、たい焼き事業をしているとき、、、
1個150円(税込み)のたい焼きで、アンコのたいやきが原価率25%(材料費37.5円)やったと思う。
150円のたいやきを1個販売して手元に残る利益額112.5円。
けど、ほとんど売れなかったから、家賃8万円も払えず、自分の給与なんて勿論取れず、閉店するしかなかった。
手元にキャッシュが残らなかったから、、、
さて、たい焼き屋が、どれくらい売れなかったかは、、、
この記事参照(笑)
さて、話が脱線したけれど、原価率に関係なく、手元にキャッシュが残るかどうかが大切。
利益率が高くても、低くても、関係ないんよね。
キャッシュが残れば、商売は成立する。
利益率が低くても、売れればOK。
利益率が高くても、売れなければNG。
2つの商品パターンを並べてみる。
<A>
10,000円で販売
原価率90%(利益率10%)
利益額は1,000円
<B>
100円で販売
原価率10%(利益率90%)
利益額は10円
<A>の商品は1個販売して1,000円残る
<B>の商品は100個販売して1,000円残る
こんなことを念頭に置きながら、商品開発をする必要もあるよね~。
まあ、原価(材料費)にとらわれず、そこにかける手間暇(人件費)も考えないとあかんけどね~。