シェア
苦虫うさる
2024年10月12日 11:41
久しぶりに「郵便配達は二度ベルを鳴らす」を読んだ。 十代後半の時にハマって何度も読んだ。当時のミステリーのベストはこれか「八百万の死にざま」である。「郵便配達は二度ベルを鳴らす」は文体がハードボイルド、内容はノワールである。 主人公のフランクは若くて様子が良くてちょっと悪ぶっているから女にモテる。要領がいいから大抵の場所で一目置かれたり、重宝がられてうまくやっていける。 だが一か所に
2024年3月28日 23:22
先日「八百万の死にざま」を久しぶりに読み返した。これも自分が影響を受けたものに確実に入る小説だ。「八百万の死にざま」は、アルコール中毒に苦しむ探偵マット・スカダーがキムというコールガールから「足を洗いたいから、ヒモ(売春の元締め)と話をつけて欲しい」と依頼されるところから話が始まる。 スカダーはヒモであるチャンスと話をつけ、キムに「話はついたから君は自由だ。もう心配しなくていい」と伝える。
2024年3月6日 18:59
先日、五年前に書いた記事がハテブにホッテントリ入りした。「蠅の王」に興味を持った人が、X(旧Twitter)で紹介してくれたのがきっかけのようだ(ありがとうございます!) 記事を読んでくれたことをきっかけに、「読んでみようかな」「新訳が出たの知らんかった。久し振りに読んでみるか」という人が少しでもいてくれたら嬉しい。 「蠅の王」は、自分が影響を受けた小説10冊に入る本で、これまでも隙あらば