マガジンのカバー画像

からすみづくり2022

6
運営しているクリエイター

記事一覧

からすみづくり2022 DAY11

からすみづくり2022 DAY11

プロローグお酒に漬けておくだけなので、基本は放置でよいのだけど、はじめてのウイスキーが気になってタッパーを開けてみる。

STEP1 澱を漉す日本酒に漬けたタッパーは平常運転なのに、ウイスキーに漬けたタッパーだけ澱ができていた。

ウイスキーの成分と塩が反応したのだろうか。それでも、アルコール濃度が濃すぎて、タンパク質の変性が急激に進んだのだろうか。

塩とアルコールだし、温度管理は万全なので、放

もっとみる
からすみづくり2022 DAY10

からすみづくり2022 DAY10

プロローグからすみをつくる季節は、本当に冷蔵庫のやりくりが大変。

ボラ子を漬けたタッパーをマストで格納しなきゃいけないが、ふるさと納税でりんごが届いたり、実家から丸々と育った白菜が届いたり、スーパーでコストコのチーズケーキをホールで買ってしまったりする。

あんまり詰めすぎると同居人に怒られるのだけど、歳時記に従って暮らす以上、不可抗力だし、できるかぎり受け止めてあげたい。

解決策は、「届いた

もっとみる
からすみづくり2022 DAY4 to DAY9

からすみづくり2022 DAY4 to DAY9

前説塩漬けにしているあいだは特に記載すべきことはなし。

からすみづくりは時間がかかるけど、待ちの時間はほとんどだから、うまく段取りすればそんなに大変ってわけではない。
(からすみカレンダーに仕事を合わせないといけないけど…)

STEP1 塩から取り出す
7日間、塩に埋めていたボラ子を取り出す。

STEP2 塩水に漬ける塩漬けにしたボラ子の塩抜きをするため、ひと晩だけ水に浸ける。

真水ではな

もっとみる
からすみづくり2022 DAY3

からすみづくり2022 DAY3

プロローグボラ子を塩漬けした翌朝は、少しそわそわする。

初日はびっくりするほど水が抜けるのだ。それこそ、タッパーに水たまりができるほどに。

植物の成長を見ているような、進捗に対する喜びがそこにはある。

STEP1: 様子を見るSTEP2: 掘り返すあまりにもさらっと残っていることに不安を覚え、ボラ子を掘り返して確認してしまう。

結果として脱水できており安堵する。
一番下まで掘り進めると、底

もっとみる
からすみづくり2022 DAY2

からすみづくり2022 DAY2

STEP1: 氷水から取り出す一晩氷水に漬けたボラ子の様子はこちら。
全体的に白くなり、漬けた水は赤みを帯びている。

タッパーの中でボラ子を2段にして漬けていたが、上段のボラ子はきれいに抜けている一方、下段のボラ子は赤い打撲のような痕が残っている。

どうやら、ボラ子同士が接する場所は、血がうまく抜けないようだ。

1段しか仕込めない薄いタッパーを検討したくなったので、試しにひとつ買ってみる。

もっとみる
からすみづくり2022 DAY1

からすみづくり2022 DAY1



プロローグ時は来た。
今年もやっていかねばならない。

歳時とはそういうものであり、
趣味もまた、そういうものである。

STEP1: ボラ子を買う大阪府産、3kg15入れで10,000円ほど。

本当は12入れぐらいを狙っていたのだけど、買いに行った日はモノがなく断念。

ちなみに去年は、値段に飛びついて入り数不定のB品箱を分けてもらった結果、小さなボラ子が30腹ほど入っており、終わらない血

もっとみる