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鬱の時やってよかったこと

双極性障害と診断されたのはもう10年以上前のこと。
これまで何度も鬱の波を経験してきましたが、鬱になるといつも無心でやってしまうことがあります。
それはお菓子づくり。

どうして鬱になるとお菓子をつくりたくなるのか、いつも不思議に思いますが、結果的にはいいことがたくさんありました。

たとえば………

  • 手順どおりやれば上手くいく

  • 段階ごとに小さな達成感が積み上げられる(生クリームが角が立つくらい泡立てられた!など)

  • こねる、まぜる、並べるなど無心でできる工程が多い

  • 全部終わったら達成感とともに甘くておいしいご褒美が待っている

日常の料理とお菓子作りの違いですが、料理は味の好みや時短などの状況によって自分なりにアレンジできるけど、お菓子の方は手順どおりに黙々とやる必要がある点があげられると思います。
もちろん、お菓子だって慣れればアレンジができるかもしれませんが、基本的なメニューだと、レシピの手順を守ることが肝心。
(泡立てすぎると分離しますだとか冷蔵庫で生地を寝かせる必要があるだとか)
考えることが難しい鬱の時期に、なにも考えずに書かれた通りのことをやるのは楽でした。

鬱になると甘いものを欲するから焼きたくなるのかもしれません。
早朝5時に起きて、チョコクロワッサンを家族3人で食べきれないほど焼いたこともありました。
でも、そのうちお菓子作り欲が落ちついてくると、不思議と気分の波も浮上してきた気がします。

真っ暗な鬱の闇の中にいるときは難しいですが、少し起きていることができるようになったときや、なにかしなきゃと思うのになにもできないときなど、もし試せるようならお菓子づくりがおすすめですという話でした!

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