見出し画像

【頑張ることの弊害】自然体で自由に行動するための秘訣

こんにちは!
才能コーチング研究所の神崎です。

「望む目標を達成するためには、頑張って行動することが大切…」
一般に、多くの方が、このような考え方を持っていると思います。

しかし、この考え方に、縛られすぎるが故に、行動を止めることへの不安や、結果を出し続けなければいけないプレッシャーを感じ、苦しみながら頑張り続けている人も多いのではないでしょうか?

今回は、ビジネスや起業をされている方に向けて、「苦しみながら頑張る過ぎること」の問題と、より自然体で自由に行動するための秘訣を解説します。

休むことに罪悪感を感じていませんか?

頑張ることを大切している、頑張り屋さんの人は、頑張っていないと自分がダメかのように思ってしまったり、サボっているかのように思ってしまう事もあるのではないでしょうか?

頑張ることって、一見、良いことのように思います。しかし、頑張ることが、逆に邪魔になることも、たくさんあるのです。

例えば、プロアスリートが、「頑張ることが大切だ」と、休みも取らずにひたすらトレーニングを頑張り続けていたら、身体を壊してしまいます。

特に、プロのスポーツの世界では、「頑張りました」なんて言葉は通用しません。努力よりも結果で示さなければいけない世界です。

逆に、そのように究極に結果主義だからこそ、一流のアスリートは、頑張りすぎずに、オフやリカバリーの時間を大切にして、身体を休ませることを大切にしています。

特に日本人には、「頑張ること」を美徳とする価値観があります。日本人である僕自身もそういう考え方は大好きですが^^、

持続的に結果を出すためには、「頑張らずに休むことも必要」という考え方を持っていることは、大切なバランス感覚だと思います。

以上のように、スポーツの世界では、頑張りすぎることの弊害をイメージしやすいと思いますが、一方で、多くの人に馴染み深いビジネスの世界で考えてみるとどうでしょうか?

とにかく、売上や目先の成果を上げることが第一優先。

成果を追い求めて頑張ることばかり重視して、リラックスして休めない。

なんなら休む自分に罪悪感を感じてしまう、なんて人も多いのではないでしょうか?

そういう状態が続いて、心が疲れてしまっているのに、それを無視して、無理にモチベーションを上げてたりして頑張り続けていると、そのうちメンタルや身体まで壊してしまう、なんてことにもなりかねません。

苦しいのに、頑張ることを辞められない根本原因

コーチングセッションなどで、起業家やビジネスパーソンのクライアントさんから、

「本当は休んで、自分の時間を取ったり、家族とゆっくり過ごしたいのに、休むことに不安を感じてしまう・・・」

そんな相談をよく受けます。
なぜ、そんなことが起きるのでしょうか?

よくある心理パターンとしては、
「自分にOK」を出すために、無意識に条件がついているため、ありのままの自分を認めることができないという状態です。

例えば、
「成果を出せている自分はOK」
「成果を出せていない自分はダメ」
と言った感じです。

このように、売上や成果に連動して自己価値が変化してしまうことが、起業家の方などはよくあります。

この「あるある現象」を冗談も含めて、「売上連動型の自己価値(笑)」と僕は呼んでいるのですが、この状態はなかなか苦しいものです。

もし成果を出せなかったら、「自分には価値がない」ということになるので、必死で売上を上げなきゃいけないと思ってしまいます。

売り上げが上がっているときは良いように思いますが、実は内面では、次は下がってしまうんじゃないかと、いつもビクビクしていたりします。

さらに、うまく成果が上がらない停滞期には、「ダメな自分モード」になってしまい、今のままではダメだから、早く売上を上げようと焦って、苦しみながら無理に頑張り、また空回りしてしまう。そんな悪循環にハマってしまうこともよくあります。

そして、そのうちに、メンタルも身体も疲れていって、頑張る気力も無くなってしまい、ビジネスも衰退してしまう、なんてことにもなってしまいます。

もし今、頑張ることに疲れてしまっている人は、もしかしたら、心の奥深いところに、ありのままの自分を認められていないという心理があるかもしれません。

結果を出せさえすれば「自分OK」になれると思うかもしれませんが、常に思うような結果が出ることなどありえません。そのうち、また望む結果が出せなくなる時もきっとやってきます。

そうすると、また「ダメな自分モード」になって、OKになるために、頑張り続ける、そんな「永遠の背伸びジャンプ」のようにな状態になります。そんな心理では、いつか必ず疲れて果ててしまいます。

「売上連動型の自己価値」から抜け出すには?

では、この「売上連動型の自己価値」を抜け出すにはどうしたらいいのでしょうか?

実は、昔、僕自身もそのような状態の時がありました。

そして、その時に、今までお話ししていたような心理が自分にあることに気づいたんです。まさに、今までお話ししていたのは、僕自身の経験です^^

僕自身が、コンサルタントとして、コーチとして、起業家として、自分の成果、売り上げ、頑張りと自己価値が強く結びついていたのです。

僕は、そのことに気づいて、
「自分の心との対話」を始めました。

ノートを取り出し、その時、無意識に持っていた自分に対する否定的な思い、「こんな自分はダメだ」という理由を、思いつくままに書きまくりました。

「こんな自分はダメだ、なぜなら、思うように売上が立っていないから」

「こんな自分はダメだ、なぜなら思うように行動できてないから」

「こんな自分はダメだ、なぜなら、以前のように頑張れていないから」・・・

自分がダメな理由をいっぱい書いたら、
その次に、「それって本当か?」と一つ一つに疑いをかけていきました。

例えば、「売上を出せないからといって自分がダメ」と思うのでなく、「別のより良いやり方に変える、きっかけができた」と思えば、未来が明るく見えてきますし、

「思うように行動できない、頑張れていない」からといって、自分がダメではなく、「頑張ってきた疲れた心と体を休ませるサイン」だと捉えられれば、自分にダメ出しするどころか、自分を労ってあげられるようになりました。

このような作業を、たくさんやっていくことで、「自分がダメだ」という理由が全部ただの「カンチガイ」であることが分かり、どんどん自分を否定する理由がなくなってしまいました^^

僕は、才能コーチングの講座や様々な場所で、「幸せ以外、カンチガイ」というフレーズを合言葉のようにお伝えしていますが、自分がダメだと思っている自己否定の理由を紙に書いて、整理してみたら、全部ただのカンチガイだった、というこの体験が原点になっています^^

ここで重要なポイントとなるのが、
自己価値や自己肯定感を高めるためには、「自分はOKなんだ」「私は大丈夫だ」と強く思おうとするのではなく、「自分はダメだ」と思ってる自己否定の理由を無くすだけでいいという、アプローチの方向性です。

僕たちは、誰しも本来、素晴らしく価値のある存在です。自分を否定するような「カンチガイ」さえ無くなれば、人は自然と、「自分OK」になっていくのです。

人は無意識に自分を否定している?

生まれた瞬間から、「自分はダメだ」なんて思っている赤ちゃんはいません。僕たちは皆、生まれながらに「自分OK」の感覚を持っているんです。

でも、育っていく中で、人と比較されたり、否定されたりして、僕たちは無意識のうちに、自己否定的な感覚を学習してしまいます。

自己否定の感覚が、僕たちの生まれながらの本来の性質ではなく、育っていく過程で覚えたものならば、それを取り除きさえすれば、元々あった「自分OK」という感覚が戻ってくるのです。

さらに、そのような自分を否定する理由は、本質的には、全てただの「カンチガイ」であり、正当な根拠さえないのです。

正当な根拠もない、ただのカンチガイによって、なんとな〜く「自分はダメだ」と自己否定しているなんて、なんかすごい切なくないですか?(笑)

僕は、正直、それまで自分が無意識にやっていた自己否定とその根拠のなさに気づいた時、あまりにバカバカしくて、笑ってしまいました^^
そして、それ以降、
劇的に心が軽くなりました。

この体験はとても面白い体験でした。この文章を読んで、自分もやってみようかなと思った方は、ぜひ、自分の心と対話して、そのカンチガイを明らかにすることにチャレンジしてみてください^^

自己否定から自由になる方法

社会では、一般に良くできた人が評価されます。したがって、誰しも、人と比べてうまくいっている自分はOKと思うし、そうじゃなければ、自分ダメかもと思ってしまいがちです。

僕たちは、無意識に常に人と比較しています。その中で、人より優れていると思ったら、「俺ってスゴイ!」と傲慢になったり、劣っていると感じたら、「俺ってダメかも」って卑屈になったりと、常に僕たちは、人の比較の中で「傲慢」と「卑屈」を行ったり来たりしています。

それは、ある意味、人間の性なのかもしれませんが、そのような「人との比較」をやめることができれば、心がすごく自由になっていきます。

人と争って勝つことで喜ぶ必要もなければ、負けて卑屈になる必要もありません。そもそもそんな勝ち負け自体に価値などありません。それ自体がカンチガイなのです。

そのような感覚で、「勝ちもせず、負けもせず」という人との比較をやめると、人は自然と「自分がやりたいことを自由にやる」ようになっていきます。

ビジネスにおいても、他人に勝つため、自分の劣等感を解消するために頑張るのではなく、自分が心からやりたいことを自由にやって、その活動を通して誰かを喜ばせていく。

そんな、心から幸せを感じながら成果も両立する、サステナブル(持続的)なビジネスができるようになっていきます。

才能コーチングでは、
そのようなサステナブルなビジネスを実現していくためには、

  • 人間の心の仕組みを理解すること

  • 自分の中の否定的な思いや、欲求の奥にある欠乏感に気づくこと

  • 感情の波を乗りこなし、上手に付き合うように自己成長すること

などのように、自分の内面と向き合い自己成長する「自分づくり」が不可欠であると考えています。

「自分づくり」をすることによって、無理に頑張ることをやめて、自分らしさ、好奇心、ワクワクをベースにビジネスをされて活躍されている方が増えています。

ぜひ、ご自分とゆっくり向き合う時間を作るところから、始めてみてはいかがでしょうか?

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

才能コーチングでは、自分づくりに関するワークショップやセミナーを定期的に開催しています。各種SNSで情報発信も行っていますので、ぜひ、こちらの記事もチェックしてみてください。

この記事は、下のYoutube動画の内容を補足し文章化したものです。

ご興味のある方は、ぜひ動画もチェックしてみてください。コメントやご質問をいただけると嬉しいです。



いいなと思ったら応援しよう!