1月の終わりに
時間は静かに積もり
気づけば、ひと月分の雪が溶けていた
始まりと終わりの境界線など
誰が決めたのだろう
朝と夜が滲むように
過去と未来が混ざり合い
1月はただ、去る
終わりとは
手放すことか
積み重なることか
カレンダーの端に
指をかけてめくると
昨日までの記憶が薄くなり
未来が一行ずつ、綴られていく
今日という一瞬の輝きが
やがて昨日と呼ばれるように
私たちもまた
この時の流れにほどけていく
けれど
終わりを知ることが
次の扉を開くことなら
1月の終わりもまた、ひとつの始まり
さようなら、1月
ようこそ、2月
あとがき
もう1月終わるって
早すぎる(;´Д`)
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