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カラスと夏の夕焼けの、

ここはどこだろう?
空はオレンジと紫に燃え、
夏の夕焼けが世界を染める。

夏空の夕日の美しさの中、空へと続く道には古びた門。
僕の前に、黒いカラスが舞い降りる。
くちばしには、錆びた鍵が光っている。

カラスの眼差しは逢魔が時を映し、
門の向こうに何かを知っているようだ。
その鍵は、未来の自分を解き明かすのか?

風が囁き、波が揺れる。
海の香りに混じる、妖精たちの静かなささやき。
カラスの翼が闇を切り裂き、音もなく門に近づく。

鍵を回せば、未知の世界が広がるのだろう。
今はただ、この美しい夕焼けを心に刻みたい。

日が沈むにつれて、夕焼けはゆっくりと消えていく。
黒いカラスが運んだ錆びた鍵が、一瞬光を放つ。
その光に導かれるように、僕は門に手を伸ばす。

ここから始まる、夏の物語。

〇と△シリーズ

好きな言葉をお題として組み合わせ詩を作る
今日は
夏の夕焼け と 錆びたカギ


あとがき
昨日は小鳥が鍵を運んでくれるイラスト、
今日はカラスが運ぶイラスト☺
鳥が変わるだけで印象がガラって変わる。

逢魔が時の不思議な時間。どこかへ連れて行ってほしいと願ってしまう。
日中のどこまでも続く青い空と白い雲は
時間と共に色を変え
夜と昼の間には
それはそれは幻想的で美しい世界を広げ
思わず見入ってしまう光景に
子供のころのワクワクが
忘れずここにある。

素敵な夏の思い出を作りましょ。


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