遠くからやってくる雲
言葉の羅列から生まれるストーリー
無造作に無作為に言葉を羅列する
そのままの順番でストーリーを作る
今日はこの羅列↓↓↓
遠くから来た雲は、透明になって消えていった。
もっと遠くから来た雲は、灰色になって帰ってきた。
凍らせた思い出はもう少しだけ遠くに行っててほしいんだ。
「おかえり」って言えるようになるまではまだ会えないんだよね。
閉じ込めた思い出が開こうとするとき、必ず心拍数が上がるんだ。だからまだ向き合えないよ。
あの思い出の続きをできればいいんだけど、それはもう私の中で過去となって封印しています。あとどれくらいすればその封印も解けるのだろう。ちょっとまだ遠くって、雲の間に潜るように思い出はそっとしまったまんま。
あの思い出の名前はなんだっけ、急に不安になる時がある。わくわくを詰め込んだ思い出さえも今では震えてしまう。
あの雲をゆっくり思い出に詰め込んだら、少しは過去にけりがつけられると思ったんだけどね。あの頃のまだ柔らかい感情が曇らせたままやっぱりその思い出は遠くに行っててほしいと願ってしまう。
いつかこの気持ちも晴れ始めるときが来たら過去と分かち合えるかな。
どれだけ向き合おうとしても心の雨は止むことはなく、ひたすら沈む気持ちは現実のような夢の中を彷徨っているんだ。
こぼれる涙が「ふつうは難しい」って嘆いている。私の代わりに誰か私の人生を歩んでくれないかしら。あぁ、またきた不穏な雲を見て片頭痛が来ることを知った。
いつだって、浅い眠りの先には浅い呼吸とともに過去の記憶が蘇る。私というこの物語りで本当は記憶に残したかったんだけど、それはまた雲が遠くから来る時までは難しそうですね。
この世界に生まれて「私」という人生を生きてきて、かすかに残った嬉しいようで寂しい思い出はもう少しだけ私の中で存在してほしい。そのかすかな思い出にあと少しだけ包まれていたいんだ。
だから、もう少しだけ信じてみるよ。凍らせた思い出にあがいてみるよ。僕の瞳には暇つぶしのように時が流れてはまた思い出して泣きたくなるから。少し人生の寄り道をして、そのあと過去にまた向き合おうと思う。
あとがき
雲という過去の思い出が心にとって重荷となり、開こうとすると心が壊れそうに感じるが、同時にその思い出に再び浸りたいという複雑な気持ち。また、日々が暇つぶしのように過ぎるのではなく、過去との対話をするための時間を大切にし、その対話を通じて成長する。というメッセージを元に書きました
過去に蓋をしてしまってから、思い返すことが出来なくなってしまって
自分の心に封印をしてしまってから、いい思い出さえも思い返す勇気がなくなってしまった。
だから自分でも見つけられないように雲の間に隠してみたりした。
向き合うためにはまだまだ寄り道が必要で、ゆっくり過去と向き合えるまでもう少し時間が必要みたいです。
あなたにはどんな風に映りましたか?
それぞれの世界観、想像力で愉しんでいただきたいです♡
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