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国家価値を金額に換算。

■世界で最も価値のある国家ブランド。
・最近のニュース、「『2024年版/世界で最も価値のある国家ブランド』、193ヵ国・地域中ベトナム32位77兆円(前年比+1.8%増)、日本4位670兆円(▲1%減)」。
・英ブランドコンサルティング会社『ブランド・ファイナンス社』は「世界各国の国家ブランド価値を数値化したランキングを発表した」。

■3つの主要な指標。
・同社は以下3つの主要な指標、1.マーケティング投資(ブランドの認知度やイメージ向上のための投資)、2.ステークホルダー・エクイティ(顧客や従業員、投資家などのブランドに対する評価)、3.事業業績(ブランドがもたらす財務的な成果)、これら3指標を基に総合的に評価し同ランクを算出している。
・このデータは「企業や政府がブランド戦略を立てる際の参考資料として広く利用されており、例えば、投資判断やマーケティング戦略の策定、ブランド価値の向上を目指す施策の評価等」に役立てられているそうだ。
・ちなみに『世界の国家ブランド価値Top5』は以下の通り、米国首位(4900兆円)、中国2位(3000兆円)、ドイツ3位(760兆円)、日本4位(670兆円)、英国5位(610兆円)、となっている。

■先達や歴史が育む唯一無二の産物。
・余談、日本がTop5にランク入りしている事は大変喜ばしい。しかし米国、日本、ベトナムの価値には大差があり、これらの差は「経済規模、技術革新と企業の影響力、文化的影響力、政治的安定性と国際的な信頼」等が理由として挙げられている。
・「経済規模」では米国は世界最大の経済大国であり、また「技術革新と企業の影響力」において米国にはApple、Google、Microsoft等の『グローバル企業』が多く存在し、「文化的影響力」ではアメリカの映画、音楽、ファッション等の影響力は世界中に広がり、「政治的安定性と国際的な信頼」は世界中に影響を及ぼし、これらの要因が組み合わさって各国のブランド価値には大きな差が生じている。
・日本の文化、アニメや和食、そしてベトナムの風土、カルチャーや食文化等は両国先達のたゆまぬ努力や長い歴史が育んできた唯一無二の産物である事実は揺るぎなく、他国よりも突出している部分はある。日本人のお持て成しの心、ベトナム人の温かさ等は数値化しにくいだろうが国民性、精神性などを加味出来るのならば、両国のランクは上昇する事と私は捉えている。

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