四方良し。
■Gojekフード配達アプリはベトナム撤退。
・最近のニュース、「Baemin、Gojekと相次ぎフード配達アプリはベトナム撤退、市場規模2千億円の厳しい現状」。
・ベトナムのオンラインフードデリバリー市場は「2024年も引き続き成長が予測され、2023年の約2000億3200万円を超える見通しである」と言われる。
・東南アジアで最も活気のある市場の1つベトナムでのGojek等の撤退はフードデリバリー業界の厳しさを物語る。インドネシアと韓国からのユニコーン企業であるGojekとBaeminは過当競争の犠牲となった。Gojekは「ベトナムでの大規模な技術投資と広告キャンペーンを展開したが、運営維持にかかる巨額のコストをカバーできず9月16日をもって市場から撤退」する。同様にBaeminも「大規模なプロモーションを投じたが巨額の損失を被り年初に撤退」を決めた。
■他社は生き残りを図る。
・大きな理由としては「消費者が300円の食事に対して送料や手数料を加えると、最終的な支払い額が410〜470円に達し利用をためらうケースが多い」、更に「アプリは割引やプロモーションに頼らざるを得なくなるが、それが持続可能な戦略」とは言えなかった事が挙げられる。
・現在、ベトナム市場ではBe Food、Grab FoodやShopee Food等となっているが「夫々特に優位性を持っている訳ではないが強力な財政的支援を受けており、フードデリバリーに加えて物流やオンラインショッピング等他分野にも進出」し生き残りを図る。
・余談、私は移動手段にいくつかの配車アプリを検討し比較的低料金なので時折Gojekのバイクタクシーを利用することもあるし、Gojekフードを利用し週末は日本のお弁当を楽しむ事もあった。今朝も時間セーブするためGojekのバイクで会社に出勤をした。
■堂々と主張する。
・ドライバーや利用者を繋ぐために企業がインフラを提供し、プラス飲食業もプラットフォームへ参画しこのビジネススキームは三、いや「四方良し」で成り立っている。ビジネスの要であるドライバーに対して私は支払額より多少ではあるが多めに支払うようにし、利用後アプリ上で利用時のドライバーの採点(★5つで満点)を求められるが、私は彼らの評価が上がるよう、余程おかしなドライバーでない限り基本★5つをマークして微力ながら応援する事にしている。
・目的地に到着し利用額を支払ったその時、ドライバーはニコニコしながら「Nam Sao Nhe(星5ネ)!」と私にアプリ上で★5つ評価よろしくね、と催促をされる事もあった。また「(ドライバー)私はあなたを何度か乗せた事があるよ」と私の事を覚えているドライバーに偶然再会する事もある。そんな彼らがいてくれたからこそ、ベトナム生活の移動手段はとてもスムーズで快適に利用出来た事を改めて感じている。