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情報収集と纏める力。

■アジア太平洋地域で発展する国。
・最近のニュース、「各業界経営者への調査で『アジア太平洋地域で発展する国』はタイ、ベトナム、インドネシアがTop3」。
・上述『FedEx Express(フェデックス・エクスプレス)社』が最近発表した報告書はアジア太平洋地域の各業界の創業者や経営者(リーダー)等の回答を基にしている。

■税関手続き等が大きな障壁。
・また彼らの88%が「経済成長、文化理解の向上、および地域内の貿易協定の改善が東南アジア市場で楽観的な兆候を示す」と述べる一方で「3年間で世界中の顧客基盤の拡大を計画しており、ヨーロッパ、北米、南米の市場とのビジネス協力には更なる努力が必要である」との見解も示している。
・Top3国成長の潜在力は高いものの「国際的な機会を捉えるための多くの課題が依然として存在している」、また約50%のリーダーは「特に国際ビジネス拡大の際、異なる国の独自の税関手続きや要求が大きな障壁となっている」と指摘した。
・更に「貿易規制に関する専門知識が企業内部に欠けており、各国の税関規制をナビゲートすることが解決すべき重要な課題の1つ」であると述べた。

■商流と契約書上の留意点。
・余談、当然国毎に異なる税制、実務が運用されており、ベトナムはベトナムの税務レギュレーションがあり、タイはタイの税務ルールを設けており東南アジアの関税、税務等を一括りで捉える事は出来ない。
・例えば以下の商流、在ベトナム日系企業は中国で調達した部品をベトナムへ輸入、ベトナムで部品を組立て/アッセンブルして、完成品をベトナムから日本や世界へ輸出していく、この場合中国からベトナムへの輸入関税や税務の理解が必要だし、ベトナムから日本へ完成品を送る際は輸出の手続やルールを知らなければいけないし、契約書上では中国からの部品は日本が支払うのかベトナム側が支払うのか、どっちの国が負担するかで商流全体の税率、利益率等も変わってくる。
・国を跨いだビジネス、グローバル化で発生する上述の課題把握、全体の商流と契約書上の留意点を分けて把握する力も必要だろう、そして各国のレギュレーションを理解し、プランAのメリットデメリット、プランBの善し悪し等を本社の方針と照らし合わせた報告書作成のアレンジ力も問われ、また上層部の判断を得るため簡潔且つ明確に説明する事も必要だろう。何よりも現地のナショナルスタッフやコンサルとコミュニケーションを図る事で得られる情報、この情報収集力が仕事をする上での要となる。

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