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こころにおきたいことばたち_7

今日は、難民就労支援NPO法人「WELgee」の代表、渡部カンコロンゴ清花さんのことばを紹介したいと思います。

こぼれ落ちてしまった人たちの受け皿が欠けてしまっているこの社会で、渡部さんは「どんな境遇にある人にも、人生を立て直すための選択肢があるといい」と提言する。

2024年1月27日 毎日新聞より


渡部さんの活動については、NHKのサイトを貼り付けましたので、こちらも是非読んでほしいです。


私は、渡部さんの事をこの記事で初めて知りました。
2018年、経済紙「Forbes」が選ぶ「世界を変える30歳未満の日本人30人」の一人に選ばれた方を、いろいろな意味で拙い私が紹介しても、どうなのかしらと思いながら…、でも、新聞の記事や上のインタビューを読んで凄い!と思った以上は、こんな私でも、書かずにはいられません。



一人一人が可能性のある「人」


毎日新聞の記事と上のNHKのインタビューを読み、渡部さんの活動を、私が少しでも学べれたらという思いで、この記事を書いていきます。

「難民」は行き場のない人ではなく、一人一人が可能性のある「人」だ。いったんは母国から逃れざるを得なかった人にも、人生再建の選択がある社会にすべきではないでしょうか

新聞記事によると、渡部さんの原点は、渡部さんが中学生の時、両親が仕事を辞められて、困難を抱えた子どもたちのための居場所つくりをされ、その居場所で様々なバックグランドの人たちと付き合った経験があるからだと書かれています。そういう環境で育ったからこそ、

人間はどこまでが『普通』でどこまでが違うか、線引きできるような存在ではありません。自分も含めてみんな、グラデーションの中で生きていることに気づきました。

と考えられるのではないでしょうか。一人一人が可能性のある「人」だと言えるのではないでしょうか。育つ環境って大事だなぁと改めて思いました。



私も我が子を育てる中で、この「普通」という事を、考えさせられることが、多々あります。
「『普通』とは」という問いになりますと、私の話が長くなりますので、また別の記事で書くこととします。



これからの社会をつくる若者たち

渡部さんのお考えに戻ります。

「私たちは日本が右肩上がりだった時代を知らないので、『あの頃はよかった』という比較対象がないんです。だから、私たちは私たちで、次の世代をつくっていく。若者の未来を憂いてくれるなら、これからの社会をつくる意思決定の場に、もっと私たちの世代を入れてほしいと思います」

渡部さんは、必ずしも若者が正しいとは限らないと理解しつつ、上のような言葉をおっしゃっています。

若い方と話す機会は滅多にないのですが、
おととし、ある大学で行われたシンポジウムに参加した際、その講義の後、30代前半ぐらいの方が私に気軽に話しかけてくれました。
その方は志があり、ご自身の専門分野から社会を良くしていこうと活動されている方だと、後から知りました。
その方とは、初対面でありながら、1時間以上はお話ししたと思います。
若い方といろいろと話すことができて、楽しかった。
「今の若い人」と一概には括れないかもしれませんが、
渡部さんは、

若い世代は、社会的な問題に対する感度が上がってきていると感じます。学生時代から授業でSDGsなどを学ぶ機会があり、スマートフォンでいろいろな分野の情報を目にする機会も多い。」

私が渡部さんの年齢の頃、
社会的な問題に関して、ここまで深く考えていませんでした。
今の若者にとっては、それだけ現在の社会の問題は深刻なものとして、自分事として捉えているのかもしれません



ジョブコーパスという支援

上に張り付けたサイトのインタビューに書かれている「ジョブコーパス」という支援の仕組み、初めて知りました。とても興味深く拝読しました。

「レディネス(readiness:準備)
「メンターシッププログラム」
「スキル開発」
「キャリアの伴走」

ジョブコーパスの仕組み
(渡部さんのインタビューによる)

何度も言いますが、上に張り付けたインタビューを是非読んでほしいです。また、私もこの記事を書き終えてからも、読み直したいと思います。

我が子は地元の特別支援学級に在籍しており、
中学も同様に特別支援学級に入級するのですが、
障がい者雇用に関しても、この「ジョブコーパス」という考え方は活かせるのでは、と思いました。
(我が子はまだ就職していないので、今現在は未知の世界で不勉強なのですが、現段階でも似たような仕組みがなされているのかもしれません。)


また、年々多くなる不登校の方々、引きこもりの方々に対しても、活かせる部分があるのではないかと思いました。


様々な人を雇用することで企業にもたらす効果

渡部さんは、難民を企業が雇用することによるメリットを挙げられています。

企業にとってのメリットは大きくは3つでしょうか。
まずは「イノベーションの創出」
「社員の意識が変わっていく」
「企業の価値向上を対外的に伝えられる」

このメリット、これもまた難民だけではなく、
いろいろな方を雇用する際の企業側のメリットになるはずだと、私は信じております。
ただ、この3つのメリットを引き出すには、
雇用主である企業、雇用者、その間に入る仲介する人(渡部さんは伴走者といっています)の間の深い相互理解、目的意識、チームワークが不可欠ではないかと思います。とても時間と根気がいる仕事だと思います。



今回の内容に関しては、私が簡単に書けるものではありません。
駆け足で、渡部さんのことばを「コピペ」しただけに終わってしまっては本当に残念。

ですが、あたりを見回すと、部屋はモノが散らかっていて、食器は洗っておらず、洗濯ものもをたたむのも途中。一週間分の食料も買いに行っておらず…。


今日は夢中になって記事を書いてしまいました。

というわけで、大事な内容を中途半場に終わらせますが、この渡部さんのお話は、私がこれから学んでいきたい内容に近いと感じました。
どのような方法で学び、いろいろな方々と繋がっていけるのか、今年はそんな試行錯誤の年にしていきたいと思っています。