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わたしは今ここに

この国の政治経済は
 海を隔てた大国に隷属する
  法律の表と裏を使って
 牛耳られている・・
  何故このような理不尽が
   罷り通っているのか?
   
  神なる法則は絶対完璧完全まちがうことがない

  この理不尽にも
 あらがえない理由があろう

  ならばどうあるべきか──

☆☆☆

こんにちは!
フジミドリです♡

【癒や詩絵物語】シーズン2は今回で完結となります。お読み頂きました皆さま、本当にありがとうございました。

進学塾の講師である私は、これから入試直前のため多忙なのです。三ヶ月ほど休み、新たに構想を練って戻ります。

今年が終わり、新しい年も始まった春、桜の咲き始める頃にまた、お逢いしましょう。

私は道術家どうじゅつかです。日々の暮らしから、気づきと理解を得て自由自在ここちよくおだやかになってきました。

詩と物語が浮かびます。旧知なかよし朔川揺さくかわようさんは柴犬の絵を描いてくれました。

ご覧になって、癒される方がお一人でもいらっしゃるなら嬉しいご縁です。

では早速──

☆☆☆

TVや新聞が信じられなくなって、SNSの情報を探すと、理不尽ばかり目に付くのです。暗澹あんたんとした心持ちになりました。

この国は根幹で搾取されています。表面的な騒動が起こっても、元を辿るなら海の向こうに立つ大国の奴隷と化しています。

個人の努力など矮小です。所詮は国家に敵いません。どうすればよいのでしょう?

ささやかな娯楽に浸って、この肉体からだが朽ちる時までやり過ごすしかないのです。

ところが、理解きづきは訪れました。

ある朝、ベランダに立って、太陽を浴びたのです。閉じた瞼の向こうで広がる陽の光に、圧倒されました。

国家の陰謀も仕事や暮らしも、そして老後の心配までまばゆさの中へ溶けていきます。

一体、何を悩んでいたのだろう。もしかしたらこれが本当の自分なのか。抗いようのない感覚が浮かんできます。

この暖かく柔らかな輝き、これこそが神なる法則であり、本来の自分自身なのだ!

そう思えてしまいました。根拠など何もありません。ただそう感じられたのです。

あれが自分わたしなのだと──

☆☆☆

『死んだらどうなるの?』

あるひ、ボクはお母さんにきいた。なんだかもやもやするから。

お母さんはびっくりしたみたい。でも、いつもみたくにっこりしてくれた。

「死んだらね、あなたもわたしも、生まれるまえにいたところへかえるのよ」

『ふーん。そこはどんなとこ?』
「どんなとこっておもうかしら」

お母さんにきかれて、ボクはふわっとかるくなった。なんかきもちいい。

『フワフワするとこみたい』

お母さんはだまってにっこりした。

ああ、そうなんだ。死んだらどうなるのか、ボクにはすっかりわかったぞ。

『ボク、死ぬまでがんばるね。うん』
「えらいわ。でも、たのしんでいいのよ」
『わ。そっか。お母さん、ありがとう』

なんだかとってもげんきだ。

☆☆☆

眼は閉じて朝陽に向かう
足踏みしながら心の扉を開く
眩い明るさの中へ何もかもが蒸発とける

    苦悩なやみ 死 
  逡巡まよい 愛憎 不安 
 嫉妬 羨望 歓喜よろこび 成功 
  後悔 快楽 覚醒さとり 時
   幸福しあわせ 病気 平和 
    富裕ゆたかさ 無常

 外へ助けを求める前に
  仙骨ハラの底を意識すれば
 答えはそこにある
言葉にできない感覚が浮かぶ

  この世は済んだ映像うつしえ
    他界後も霊魂たましいは続く

 抗えば怖くなる
   人間わたしは納得できない
  けれども
   霊魂じぶんが受け入れた

 決まっているからそのままでよい
決めたから肉体かたちを与えられた

   仕方ないと受け入れる
  このままでよいと抗わない

 他界を覚悟してこそ
  霊魂ほんとう自分わたしが感じ取れる
   神なる法則に委ねてこそ
 永遠とわに続く生命いのちと出逢える

   わたしは今ここに
     ある──



朔川揺さんの柴絵🐶
ほな皆さんお元気でな🥰

☆☆☆

お読み頂きありがとうございます!

シーズン3は3月23日午前十時開始スタートです。皆さま、良いお年をお迎え下さい。

別アカウント西遊記で、揺さんと創作裏話を公開しています。

ではまた💚



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フジミドリ
ありがとうございます🎊