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私の箱庭療法

私の箱庭療法は間違いなくゲームである。

どういう類のゲームかというと、マインクラフト、シムシティ、どうぶつの森など基本的に終わりやゴールがないゲームである。

わりかし子供の頃から様々なゲームが好きで小中あたりはほとんどRPGをやっていた。

クロノトリガー、FF、ドラクエ、大人になってからハマったのはバテンカイトス。

ゲームというのは結構悪みたいに言われちゃう時もあるけど、私はゲームの世界観やストーリーに感動したり救われたことが何度もある。

音楽も素晴らしいものも多くてサントラを買ってずっと聞いていた時期もあった。

女性で大人になってゲームをする人は少ない感じがするけど、実際はどうなんだろう?

仕事を始めるとなかなかゲームに割く時間がなくなる。ゆえにRPGなどはしたくてもなかなか出来なくなった。

しかしコロナ時に流行ったニンテンドーSwitchのどうぶつの森は多くの人と同じように動けない自分自身を解放すべく、ゲーム内でキャラクターに動いてもらい、村を作り、仲間を作り、旅行に出かけた。

それがきっかけでまたシムシティやマインクラフトをやりはじめて、ああ、これは私の箱庭療法なんだな、とある日腑に落ちた。

シムシティというゲームでは何もない街に道路を作り、電気水道などインフラを作り、工場を作り製品を売買して収益を得る。

住民が増えれば地価は上がり、街が発展して住民の満足度が高ければ税収率が上がる。

公害のエリアも整備が整った工場に建て替えることにより狭まり生活がしやすくなる。

とてもリアルなのである。

私は自分の好きな街を作り、(家の景観を変えたり、ビーチや公園、遊園地などオリジナルな街を作れる)そこで安全に生活するシムたち(その街に住む人たち)を見て幸せ気分になるのである。

マインクラフトも基本は同じで、私はクリエイティブモードという敵と戦うモードではなく、ただ、ひたすら木を切って木材を作り、そこから道を作り家を建てる、などをちまちま時間をかけて気づけば巨大な街を作ったりする。

それがもうとても幸せな時間なのである。
側から見たら時間の無駄とも思える作業だが、私にはとても癒される時間で、こういうゲームにとても感謝している1人である。
こんな街を作りたい!と頭の中にあるものを作れるととても達成感もある。

実際に私は10代の頃に箱庭療法を受けたことがあるが、あまり続けることが出来なかった。
単純に楽しくなかったのである。

私の作った街をプロに見てもらった方が理解してもらえるのではないのかな、とふと思い文章に残す。

最近ありがたいことにクリスマスプレゼントでニンテンドーSwitchを頂いたのでまたゆっくり自分だけの安心出来る街を作ろうと思う。

これは私が絵を描き続けることと同義でもあるのだろうな、と思う。

私の現実以外の居場所作りである。
この世界に逃げ込めば生きていける。
そしてまた現実に戻っていける。

私の安全地帯である。

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さちんぬ
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