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特別支援級って恥ずかしい?


入学式

保育園では毎日行き渋り・・入り口に入ることすらやっとだった次男。
小学校は私としてはハードルが高いというより高い剛鉄の壁のような存在だった。

普段の環境と違うことが苦手な次男に、
入学式の厳かな雰囲気で静かに座っていられるのか、
そもそも入学式用のスーツすら着てくれるのか?など不安ばかりでした;;

でも褒められることが好きなため、
「かっこいいねー!」など褒めちぎって(笑)スーツは案外すんなり着てくれました 笑。

恥ずかしい?

徒歩で入学式に向かっていると、
赤ちゃん時代に遊んでいたママ友さんに遭遇;その後すっかり連絡は途絶えていたので会うのは数年振り。

ママ友 「何組になったの?」と聞かれ、咄嗟に
私 「・・2組だよ」(←交流級のクラス)と答えてしまった。
そうすると、
ママ友 「え!?一緒の2組だよー!」と言われてしまった。
「この子も2組なの!」とその時隣に居た他のママさんとお子さんを紹介されたが、何と言っていいか複雑な気分になった。

その後その子たちと一緒に下駄箱まで一緒に向かうことになり、
2組と言った手前、1−2組の下駄箱に行ったが次男の名前は無し。

「・・あ、あれ?無いね・・;汗」と私が言うと、
「え?名前無い?」と気にかけてくれた。

(そりゃあ、そうだよね、支援級の方にあるかも・・)と思ってはいたが、
私はすぐに支援級だと言うことができず・・
そんなことを考えている時、紹介されたさっきのママさんが
「2組って支援級の子も何人かクラスの掲示に載ってたらしいよ」
と言っているのが聞こえた。

胸がきゅうっとなる感覚になった。

「あ、こんにちはー!」
と、支援級の先生が私たちに気が付いて挨拶をしてくれた。

その後、そのママ友さんたちに何も伝えられないまま私たちは支援級のクラスに向かった。

後悔

入学式の説明をクラスで聞いている時、
さっきの状況が頭から離れず、
(どうして私、正直に支援級って伝えられなかったのだろう・・)
(私、母親失格じゃん;)
(あの時すぐに正直に伝えれば良かった、あの子たちどう思っているんだろう)
と悶々とした考えが頭の中で交差していた。

正直に言うと、どこか私の中で支援級と言うことに抵抗があった。
決めたのは私なのに。
「発達障害」という言葉の重みがどうしても拭いきれない部分がその時はまだあったからだ。

でも、この子は世界に一人だけで恥ずかしい子ではない。

”  この子は恥ずかしい子じゃない ”
”  支援級が恥ずかしい場所でもない ”

そう思えたらつかえてた気持ちの何かかはずれて、ちゃんと伝えようと思った。

伝えること

不安だった入学式も無事に終わり、家に帰宅すると私はさっき会ったママ友さんにメールで支援級のクラスに入学したこと、交流級で2組と授業を受けることを伝えた。

次男は緊張しやすいことなど、さっきは伝えられなかったことをあまり深刻にならずに明るく伝えた。

ママ友も気遣いの返事をくれて、入学式中にずっと悶々とした気持ちもようやく晴れた。

それから朝登校が一緒になる一年生やそのママさんにはその都度
私から「この子支援級なんです」って伝えるようになりました。

入学前は支援級って言ったら壁を作られてそこから話してくれないかな・・
なんて考えていたのですが、そんなことはなく今では通常級のママさんから一緒に登校しますか?と声を掛けてくれてお友達が増えるきっかけになりました。

私の方が支援級と通常級で大きな溝があるかのように捉えていただけだったんだと気付きました。

全てをオープンに説明する必要はないですが、信頼できそうな人に伝えてみると自分が想像していたよりも人は優しいと気付くこともあると思います。

もし、今不安な気持ちがある人の参考になれたら嬉しいです^^

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