今この瞬間をどう生きるか~冨永愛『美の法則』を読んで考えたこと~
こんにちは、kayokoです。
先日に引き続き、本のレビューもかねて私自身が考えたことをシェアさせていただきたいと思います。
冨永愛著『美の法則』
世界的トップモデルとしても名高い、あの冨永愛様の著書。ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
パリコレをはじめ、正解最高峰の“美”の価値観に触れてきた冨永さんだからこそ語れる、【美の法則】がたくさん詰め込まれた本書。
読み進めていくうちに、“美”の本質は“生き方”そのものであることを実感させられるとともに、美の追求は、モデルなどの一部の職種に限ったことではなく、自分らしく輝きたい✨と願う全員が考え実践するべき概念だと思いました。
パーソナルカラー診断で目覚めた“美の追求”
本書を手にとったきっかけは、私の場合は【パーソナルカラー・骨格診断】でした。
パーソナルカラー診断については、また別の記事でお話しようと思うので内容は割愛します。
自分らしさがより際立つ色づかい・ファッションなどを、専門家の人に見てもらえるんですが、これがまた楽しいこと♪♪
自分という、本来持ち合わせている”素材”をより美しく魅せるコツを教えてもらい、目から鱗の診断でした。
“美”への関心が一気に高まったその帰り道に手に取ったのがこちらの1冊。
憧れの人であるのと同時に、冨永愛という生き方にも関心があったため、迷わず手に取ったのですが、私がイメージしていた美の概念を、良い意味で覆してくれました。
十人十色の“美の価値観”
冨永愛さんは、小さいころから背が高いことで、【巨人】【宇宙人】などと揶揄されていたこともあり、それを強くコンプレックスに感じていたそう。
モデルの世界に足を踏み入れたきっかけは、最初はお姉さまからの勧めだったそうですが、一番はそのコンプレックスを克服したいという強い思いがあったからだそうです。
長い手足を活かしたファッションで颯爽とランウェイを歩く姿はとても凛々しく、ほかのモデルには無い”強い個性”を放ち、今でもその存在感は目を見張るものがありますよね。
そんな彼女が協調するのは、【自分らしい美しさ】を追求すること。
例えば冨永さんの場合は、高身長なだけでなく、長い手足や美しい肌など、自分の特性を生かした魅せ方を徹底的に研究したそうです。
冨永さんの言葉を借りるならば、【みんな自分の長所を忘れて誰か違う人になろうとするから苦しくなる】
まさにその通りだと思います。人と比べてしまうことは、誰でもあることだと思いますが、【人にはない長所】があることも忘れてはならない。
私もこの一文をみて、自分の良いところってなんだろう??と考えてみました。
私の場合は、細くて長い腕・指・爪、艶のある髪、長い首、きれいな鎖骨のライン、小麦色で健康的な肌、など、よーく見てみると、良いところはたくさんあるんだなぁと思います。でも、これらはすべて、人から言われて気づいたこと。
毎日見ているから当たり前だと思いがちですが、人から見たらそれが当たり前ではなく、魅力的に映ることもある。そんなことに気づきました。
私のなかでの美しい人とは、色白で、顔が小さくて、スタイルが良くて、姿勢が良くて、所作が丁寧で、みたいな、自分とはかけ離れた人をイメージしていました。
しかし、美というのはひとそれぞれで、人からみてどう映るかも大切ですが、なにより【自分にとっての美】をとことん追求することだと思います。
1人例をあげるとするならば、渡辺直美さんは私のなかでは【美の最高峰】に存在する人で、ぽっちゃりの概念を覆して、自分らしい美を極めた人だと思います。
自分という素材をいかに魅せるか。
人の数だけ美の価値観が存在することを、冨永愛さん、渡辺直美さんから学ばせていただきました。
人間は食べるものでできている
本書では、ライフスタイルの面からも美の法則が語られています。
冨永さんは食事にもこだわっていて、自分の身体の声を聴きながら食べるもの、食べ方、食べる時間などを調整されています。
印象的だったのは、【体においしい】食べ方を心がけるということ。
ときには、忙しさで外食が増えたり、ジャンキーなものを食べたくなることもありますよね。
ストイックになりすぎて逆にストレスになってしまうこともあると思います。身体が求める食事は、そのときの心理状態・コンディションによっても大きく変わってきます。
罪悪感をもって食べるのは、心にも身体にもよくないと私も考えているので、食べたいときは思いっきり食べて、あとで体の声を聴きながら軌道修正していく。それぐらいでいいと思います。
心と身体が喜ぶ食べ方にこだわることも、美しさの秘訣ですね。
ちなみに、水をたくさん飲む、タンパク質と発酵食品を積極的に摂る、旬の野菜を選ぶようにする、など、本書で語られている、冨永流食生活は、私も以前から習慣化していました。
モデルさんといえば、食事制限がストイックなイメージがありましたが、蓋を開けてみるととてもシンプル。本書に書いてある内容はどれも、日常的に取り入れていけるなぁと思いました。
自分を大切に、そして愛すること
本書で一貫して語られているのは、【自分を大切にすること】の大切さ。
ランウェイでは嘘はつけない、と冨永さんが言うように、ランウェイはモデルさんたちの生きザマが、ありありと映し出される世界。だからこそ、自分なりの美の価値観を追求し、ほかにはない、唯一無二の輝きと存在感を放ち続ける冨永さん。
トップモデルとして、そして冨永愛として大切にしている習慣の1つ1つから、自分を大切に・そして愛することの大切さを教えてくれます。
いつでも裸になれる準備はできている?
このメッセージを読んだとき、ハッとさせられました。
生身の身体の美しさは、身に纏うものではなく、身体そのものの美しさからにじみ出るもの。
裸になる=ありのままで在ること
心も身体も丸裸にして、自分を眺めたことはあっただろうか。
ありのままを認めたくなくて、鎧をかぶって外側だけを固めて”良いオンナ”を演じようとしていないだろうか・・。
裸になることは、勇気がいることかもしれない。でも、いつでも裸になって、ありのままをさらけ出して本音で生きる勇気を持てる人が、本当に強くて、美しい人だと私は思います。
見た目の美しさは、内面からにじみ出るものであり、内面はその人自身の生き方をありのまま反映するもの。そして、生き方は毎日の習慣の積み重ねであり、毎日の習慣は心の在り方で決まる、と考えると、ありのままで美しいひとは、心の在り方が美しい人だともいえると思います。
いつでも心をニュートラルにして、ありのままの自分を静かに見つめる時間を大切に。そして、私が私のままで在ることに、誇りを持てるような生き方を目指していきたいですね。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
美を追求し続けた冨永さんの1つ1つの言葉には、力強さ・しなやかさ・説得力があって、冨永愛というモデルが多くの人を魅了する理由も納得の1冊でした。
死ぬまでモデルを続けるという冨永さん。それは、モデルという職業が【冨永愛という生き方そのもの】であるからでしょう。
私も冨永さんのように、自分らしく輝けるステージを見つけて、信念を貫き続ける、かっこよく・そして美しい人になりたい!そう思いました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました~!