マガジンのカバー画像

詩とも言えない即興詩

7
練習用なので悪しからず。創作メモとしてネタを詩の形式で積むこともあるかもしれない
運営しているクリエイター

2020年8月の記事一覧

感情の迷子

オレ自身の言葉が見付からないのである

もやもやとした何かが、心の奥で膨らんでいく

それをただ眺めている

名前を付ければふさわしい名前があるだろうに

それに触れることができないのである

それを確かめることができないのである

おのれの心を見ることができないのである

心がなにも反応しないように思えてしまう

視界に収めれば

手を触れれば

形を取らない言葉があるはずなのに

感じたことを

もっとみる

己の美学と隣の美学

大抵の人間には、意識しなくても美学がある

美しいと思うモノがある

素晴らしいと思うモノがある

己の中で輝く美を、この世界に落とし込もうと思うのである

己の理想を目の前に作り出して、この目で見てみたく思うのである

隣にいるあの人にも、美学がある

美しいと思うモノがある

素晴らしいと思うモノがある

あの人から見ると、このおれの中の美は、河原のクズ石となり果てる

人とはわかり合えないも

もっとみる