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Twitterにおける「KGI(最終目標)」と「KPI(中間目標)」の設定方法

こんにちは。Twitterマーケティングに本腰をいれている株式会社ニュークラウドの「りゅうた」です。

普段マーケティング担当者や中級者向けに記事を書くことが多く、業界用語をゴリゴリに盛り込んでしまいます。しかし、その中で「KGIやKPIとはなんですか?」というご質問をよくいただくので、本日は、初心者の方向けに「KGIとKPI」、またそれらの設定方法についてまとめてみました。

KGIとKPIについて

まずKGIとKPIとはについて、とてもシンプルに伝えると、

【KGI(Key Goal Indicator / 重要な目標達成の指標)】
最終目標・ゴール。主にビジネスであれば、売上や利益などをKGIに設定します。

【KPI(Key Performance Indicator / 重要な業績評価の指標)】
最終目標(KGI)を達成するために細分化された中間目標。ビジネスであれば、売上を分解した客数・客単価・回転率などをKPIに設定します。

つまりイメージとしては、KGIが親であり、KPIが子である形です。また必ずKGIとKPIは関連性がある状態( = KGIを分解してKPIを設定する)である必要があります。

KGIとKPIの設定方法

Twitter運用を例にKGIとKPIの設定方法をお伝えさせていただきます。例えば、焼肉店を経営している場合、

【Step.1 - 目的・理由を明確にする】
まず一番最初にしなければいけないのは、「目的」と「理由」を明確にすることです。

Q. “なぜ”焼肉で勝負をするのか
A. 焼肉が好きで自分の愛する焼肉を広めたいため

Q. “なぜ”お店の売り上げをあげるのか
A. フランチャイズして規模を拡大したいため

Q. “なぜ”Twitterをやるのか
A. お店の認知拡大とブランディングのため

目的は、お店の認知拡大とブランディングのためにTwitter運用をする。
理由は、自分の愛する焼肉を世の中に広めたい。また広めるためには、お店の規模拡大が必要。

このように「目的」と「理由」を明確にすることで、全体的に進む方向や継続する理由をしっかり把握することができます。またそれらがあることでより的確な目標設定にもつなげられます。

【Step.2 - KGIを設定する】
次に親元となるKGIを設定します。

目的:
お店の認知拡大とブランディングのため

KGI①:
1年後にTwitterのフォロワー数を5,000人にする( = 5,000人が認知している状態)

KGI②:
1年後にTwitterの平均リツイート数を50件にする( = リツイートしてくれる方はファンであり、ブランディングにつながる)

ここで大切なのは、必ず目的に合うKGIを数値で表現できる目標で設定することです。数値があることで目標の達成率を測ることができ、かつ改善施策時の提案もよりしやすくなります。

【Step.3 - KPIを設定する】
次に子となるKPIを設定します。

目的:
お店の認知拡大とブランディングのため

KGI①:
1年後にTwitterのフォロワー数を5,000人にする
 - KPI①-1:1ツイートに対する平均インプレッション数を1,000にする
 - KPI①-2:1日平均ツイート数を20件にする
 - KPI①-3:Twitter広告から平均100名フォロワーを獲得する

KGI②:
1年後にTwitterの平均リツイート数を50件にする
 - KPI②-1:リツイートキャンペーンの参加者を平均20件にする
 - KPI②-2:来店客の口コミツイートを1日平均5件にする
 - KPI②-3:リピート客のリツイート数を平均10件にする

ここで大切なのは、KPIは必ずKGIと紐づく目標であることです。そのKPIを達成すれば、必然的にKGIが達成するような形です。

【Step.4 - 施策に落とし込む】
目的、KGI、KPIまで設定できたところで、それらを達成するための明確な施策を作成していきます。

目的:
お店の認知拡大とブランディングのため

KGI①:
1年後にTwitterのフォロワー数を5,000人にする
 - KPI①-1:1ツイートに対する平均インプレッション数を1,000にする
 - - 施策:インプレッション数が高いツイートを徹底的に研究して改善していく
 - KPI①-2:1日平均ツイート数を20件にする
 - - 施策:1日必ず20k件ツイートを作成する
 - KPI①-3:Twitter広告から平均100名フォロワーを獲得する
 - - 施策:Twitter広告を少ない予算でまずは回してみる

KGI②:
1年後にTwitterの平均リツイート数を50件にする
 - KPI②-1:リツイートキャンペーンの参加者を平均20件にする
 - - 施策:リツイートキャンペーンを週1回必ず実施する
 - KPI②-2:来店客の口コミツイートを1日平均5件にする
 - - 施策:1日10組のお客さんと交流する
 - KPI②-3:リピート客のリツイート数を平均10件にする
 - - 施策:リピート客は必ず写真を撮ってあげる

このように上から徐々に下に展開していくことで、はっきりした施策・行動プランに落とし込むことができます。ここまでくれば、後は、実行のみとなります。

KGIとKPI設定時のポイント

最後にKGIとKPIなどの目標設定時のポイントを伝えさせていただきます。目標を設定するときは、必ず「数値・期限・関連性」に基づいて設定するとよい目標の形になります。

例えば、「売上をあげたいという目標」と「3ヶ月後、月売上500万にするという目標」では、具体性や方向性の見え方が全然異なってきます。そのため、必ず「数値・期限・関連性」に基づいてKGIとKPIの目標設定を行いましょう。

まとめ

KGIとKPIについての基礎知識、また目標設定に対する具体的な考えた方について本日はまとめさせていただきました。Twitter運用だけでなく、ビジネスや仕事、またプライベートでの目標設定にも活かせられると幸いです。

株式会社ニュークラウド りゅうた

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