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アナログとデジタルの悪いとこ取り! 公務員時代に感じた組織の限界
元公務員で40代で初めての転職に成功した流星です。
(現在はスイス在住でイギリス公立大学に通っています)
日本へ一時帰国した時に読んだ勝間和代さんの本で、
成果報酬型ではなく、年功序列で、テクノロジーが使えない公務員には市場価値がつかない
と書いてありました。。。
市場価値がつかないとは全く思いません。
が、あとはおおむね同意です。
特に、テクノロジーが使えないという点には自分の自身の経験の中からも思うところがあります。
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1.電子決裁システム導入のはずが?
これは数年前の話になります。
今はきっと改善されていると信じています。
私がまだ国家公務員だった時のこと。
公務員は何か組織として意思決定をするときには、
起案を回して権限がある人の決裁をもらいます。
私が国家公務員になりたての頃は、紙での決裁が普通だった。
しかし、時代の流れとともに電子決裁システムが省庁に導入され、
紙から電子決裁へと変わっていきました。
ところが、当時、私が担当するラインの管理職は
電子決裁だと画面上で文書の文字が細かくて内容が確認できない
から業務命令として、電子決裁システム上で決裁はするけど、紙でも印刷の上、回覧するよう求めてきたのです。
電子決裁システムの導入で業務の効率化がされるはずが、結局、紙で印刷して、むしろ余計な手間を増やしていた。
文書のボリュームが多い場合、印刷するだけでも時間がかかる。。
繰り返しになりますが、
このような状況があったのは数年前の話であり、現在は改善されていると思いますが、
当時の私は「これも年功序列の弊害ではないか」と思え、とても悲しい気持ちになりました。
公務員組織では、管理職になるのはほとんどが年功序列で昇進した人たちであり、デジタルに対する親和性が低い人が意思決定を担っていることが原因の一つなのです。
2.昭和の名残ともいえる謎なタスクが多すぎ!
思い返せば、当時の職場には他にも「昭和の名残」と思える不思議なタスクがいくつかあった。
出勤簿の管理もその一つだった。
私が働いていた頃、出勤簿には毎日ハンコを押す文化が根強く残っていた。
しかも、超過勤務管理はエクセルシートで手入力するという二重管理の状態だった。
つまり、出勤簿にはハンコを押しつつ、別途エクセルにも手入力で記録を残す必要があったのだ。
このような「アナログとデジタルの悪いとこ取り」状態の業務フローは、時代遅れのシステムと年功序列の文化が生み出したものだと感じた。
今では行政業務のデジタル化はかなり進んでいると思いたいが、当時の経験からすると、組織の体質などから抜本的に変えることは難しいのかなとも思う。
私は公務員時代、このような非効率な業務フローに疑問を抱きつつも、「これが組織の文化だから仕方ない」と諦める雰囲気が職場にはあった。
こんなことも私が公務員から民間企業へ転職する一つの要因となり、別の記事で紹介している〇〇職に転職して新しいキャリアを築いていくことになったのだった。
『30代・40代公務員経験者向け!公務員経験を強みに“〇〇職”で新しいキャリアを築く方法』
この記事では、
30代以上の公務員経験者がスキルや経験を強みにて転職がしやすい職種について徹底的に解説しています。
今後も公務員の転職や英語学習に関する役立つ情報をたくさん発信するので、応援をよろしくお願いします。
それでは次の記事でお会いしましょう。
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