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少しの本を繰り返し読む「スルメ本」読書のススメ

あなたのスルメ本はなんですか?

スルメ本ってなんだよ?と思われただろうか?

スルメ本とは、スルメを繰り返し噛んで味わうように、人生の中で繰り返し読む、自分にとってのとっておきの本のこと。

(誰かがどこかで言っていた言葉が、僕の中でお気に入りの言葉になっている。)

本棚を見てみる。僕の人生にとって特別大事な本がいくつかある。何度読んでも新しい発見がある。一生持っていたい。これを「スルメ本」と呼ぶ。

いまより若い頃は自分が何を好きかもわからなかったから、片っ端から本を読んでいた。今でもおそらく1年に100冊は目を通し、50冊くらいは本を読み切っていると思う。数年前には図書購入費として毎年10万円くらいは使っていた。

でもそうしているうちに、明確に「読み直したい本」と「そうでない本」が見えてきた。毎年100冊読んで、スルメ本に入るのは良くて数冊、1冊もないことも多い。

沢山の本を読みまくるよりも、スルメ本を繰り返し読み直す、それも人生を豊かにする方法なのかもしれない。

僕にとってそれは、星野道夫の「旅をする木」だったり、加藤真の「日本の渚」だったり、レイチェル・カーソンの「海辺」、神谷美恵子の「生きがいについて」、フランクルの「意味による癒し」だったりする。


・・スルメ本が、増えてくるのはそれはそれは嬉しい。やがてスルメ本のリストから消えていく本もある。

・・スルメ本を、何度も楽しめるのは僕が記憶力が悪いことも影響しているとは思う。内容を結構忘れてしまうのだ。

・・スルメ本は、できれば電子書籍(キンドル)と紙の本の両方で持っていたい。


結局視野を広げたり、流行を知ったりすることも大切だと思うけれど、僕が新しい本を買ったり、借りたりして読書する本当の目的は、スルメ本を増やすことなのかもしれない。

これから、僕のスルメ本を少しずつ紹介していきたいと思っている。

あなたのスルメ本はなんですか?


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