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山小屋ガール見っけた

7月の初めに眼鏡を作ることで右往左往していたころ近くの商業施設のTSUTAYAに入った。

「そういえば最近本買ってないな~」なんて思いながら、たまたま通りかかったエッセイの棚で、僕はこれを見つけてしまった。

「はっ、これは!!noteでよく見ている吉玉サキ氏の本ではないか!!これは買わなければnoteにいられない」

という、運命的な出会いと謎の強迫観念に押されて即購入。

家に帰ってから、久々の新鮮な新刊の匂いと、細かい凹凸のついた心地よい肌触りに心を躍らせながら、1ページ1ページ丁寧に読み進めました。(まぁ、もともと読むのが遅いんだけど)

そもそも、自分の家が坂の途中にあって自然に囲まれているから、わざわざ山に登ろうなんて思わない性分。だからこそ、この本に書いてある山小屋生活は知らない事ばっかりで、楽しいことも辛い事も今の僕にはどれもキラキラとして見えた。

そして、車が入らないからと言ってこの程度の標高で文句は言ってられないなと反省もした。

僕が住んでいる坂道のはるか上で今日も誰かが、知らない誰かの到着を待っているなんてちょっとファンタジック。


いつも自分は「俺の人生ってこのままでいいの?」ってよく悩むんだけど、この本に書いてあった

「どんな生き方をえらぶにせよ『色んな生き方がある』ということを知っているだけで、生きるのは少しだけ楽になると思う」

っていう言葉に凄く励まされた気持ちになって、心が少し軽くなった。


そして、何か始めるときの「初めの一歩」ってすごく怖いんだけど、でもそれを乗り越えたから吉玉さんも山小屋で色んな素敵な人に出会えて、こうして日本中の人が山小屋の悲喜こもごもを楽しく知ることができた思うと、やっぱり心臓が悪いからと言っていろんなことから距離を置いているのも良くないなと自省しました。


表紙が昔のベビースターラーメンみたいで可愛くて、とてもいい本でした。オススメします!!


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