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バルネ・ウィラン『フラッシュ・バック』(1986)

  • 嬉々としたバルネが聞ける注目のデュエット盤

  • #フィリップ・プティ は『ラ・ノート・ブルー』のギタリスト

  • だけどバルネファンには人気のない一枚

#バルネ・ウィラン には、 #アラン・ジャン・マリー とのデュエット盤があって有名で、それはいかにも「芸術」ではあるがど、こちらのデュエット盤は「娯楽」といった感じがあって、とてもいい。

ただ全体としての完成度は低い。それがこの盤の人気のないところだろうが。理由としては、フィリップ・プティのギターにある。旋律は弾けるのだが、ベースをキープしながら自らアドリブをとることができないのだ。ところどころで、音楽のリズムが行方不明になってしまう。すべてのギタリストが、 #バッキー・ピザレリ というわけにはいかないのだ。

ただ、それに怒るどころか、バルネは楽しそうにアンサンブルを楽しんでいるし、アドリブも、いつもみられない「悪乗り」が至る所に見られ、それが見事に感銘に貢献しているのだ。この二人、きっと「友達」レベルで仲がいいのだと思わせる。「友達同士の音楽の対話」を我々はほほえましく聞かせていただいている、という構図になっている。

ただ、繰り返すが、パッと聞きとしては、肌触りの悪い演奏に感じるだろう。こういった演奏は「自分から聞き所を探しに行く」ことができないと面白くない、逆にそれができるのであれば、音楽はあなたにとって人生の宝物になっているのだ。


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