バルネ・ウィラン・クインテット(1957)
Discogsによると、フランスで発売され、本当の意味での、 #バルネ・ウィラン の初のリーダー作ということらしい。
「クインテット」というのが気に食わない。余計なアルト・サックスは要らない。 #バルネ・ウィラン はソロで張れるアーティストだと思うからだ。一枚看板では会社も不安だったか。
けれども、しかし、この #ユベール・ホル (Hubert Fol)という有名ではないアルト奏者が、驚くほどの名演を聞かせ、時々バルネを喰ってしまうことがあるほどだ。 #アート・ペッパー と #ジャック・シェルドン みたいなものか。
特に、アドリブの起承転結に関しては、ユベールの方が優れているように思える。ユベールは32歳、バルネは20歳、その差だろうか。これほどの奏者が、と思うが、Wikipediaによれば、60年代に体調を壊して、演奏頻度が減ったそうだ。残念なことである。
ユベールに触発されて、ただでさえ気合の入る初リーダー作だろうが、それ以上の気合を見せており、こちらも熱くなる。うん、こういうクインテットだったら大歓迎だ。他のメンバーも知名度はないが、とても優れた奏者である。フランス、恐るべし。
初期のバルネに共通する、アルバム全体を通した「テーマ」「ストーリー」といったものはここでも希薄だが、その中でも、一番「アルバム」として聞かせるかもしれない。
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