バルネ・ウィラン『セーヌ川のジャズ(スインギン・パリジャン・リズム)』(1958)
初期バルネの代表盤といえば胸を張ってコレ!
#ミルト・ジャクソン がピアノを弾いているのも注目
録音もモノラルながら素晴らしくバルネの音色美を的確にとらている。
文句なしのバルネ初期の名盤といえる。僕が #バルネ・ウィラン を初めて聞いたのがこの盤なので、多少ひいき目はあるかもしれないけれど。
1曲目の「スイング39」の変拍子から、4ビートに変化するイントロ、そこから、突然飛び出してきた、ちょっと怒気を含んだようなテナーサックスの音色。僕の体に電気が走った。それくらい、衝撃的な「音」だった。もちろん、それに続くアドリブも。
『ティルト』では、 #セロニアス・モンク の曲を取り上げたりして、ジャズを生んだアメリカに寄せてゆく内容だったけれど、今作では、フランスは同胞の #ジャンゴ・ラインハルト の作品を取り上げ、「こちら側」に寄せ、アイデンティティを明確にしてきた。
以前の作品は、リズムセクションが弱めだったが、今回は、ブルースの権化、 #ミルト・ジャクソン はじめ、万全。本場のリズムに乗って(このバルバムの旧題は「スインギン・パリジャン・リズム」というのだけれど)バルネの演奏にも粘っこい黒っぽさが加味されている。
さて、なんで #ミルト・ジャクソン はヴァイブではなくて、ピアノを弾いているのだろう。ヴァイブが調達できなかったのか。もし調達出来たら、少し変わったリズムセクションになるから、代表盤と言えたかどうか。ともあれ、ミルトは、ピアノでも、本人の持つブルージーな音楽を見事に表現している。ほんま、脱帽ですわ。
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