なぜ年を取ると頭が固くなるのか?
年を取って頭が固くなるお年寄りは周りが迷惑します。そもそもそういう人は、若い時から頑固で、その頑固な性格が歳と共にさらに頑固になるのでしょうか?
興味深い記事を見つけました。
年を取ると「感情の老化」が進行する?
ここからちょっと抜き出してみます。
まず「感情の老化」という言葉に惹かれます。
加齢よって前頭葉が萎縮すると、
1、意欲がなくなる
2、感情がコントロールできなくなる
3、こまやかな気持ち、感情の機微がなくなる
4、感動しにくくなる
5、創造力がなくなる
などの症状が出てくるのです。
これですね。年取ると気力が無くなっていく人が多いです。前頭葉が萎縮することによって、意欲が低下し、感動しにくくなれば、趣味を触らなくなる理由がわかります。
感情がコントロールできないようになると、理性が問われるような行動に出ることもあります。キレる高齢者が増えたというニュースを見ますが、このためでしょうね。
あるサークルでひとりの高齢者が、女性の胸を触ったと騒ぎになったことがあります。私が本人に尋ねると「おっぱい触って、何が悪いんや!」と、平気で答えました。その後、詳細を聞いたのですが、理性がおかしくなっているとしか感じませんでした。幸い警察沙汰にはならなかったのですが、その人はそのサークルから追放されました。
年を取っても「行動」や「態度」を固定しない
脳の使い方が単調になることを防ぐために趣味や地域などの仕事以外でもコミュニティを持つこと。「感謝」「思いやり」「謙虚」な態度を持つことによって、「傲慢になることなく人と接することで、脳はますます成長を続け」ひいては「脳をやわらかくする」ことにつながると推奨しています。
「感謝」「思いやり」「謙虚」な態度を持つこと、というのは、年取ってからそう心がけようとしても絶対無理ですよね。若い時からその気持ちを持ち、実行し続けてこそ、年取った時に役立つのではないでしょうか。
「傲慢になることなく人と接する」ということも同じです。日頃から傲慢な態度を取らないように心がけておかなければ、年取ってから自分が困り、周りに迷惑をかけることになります。
これらすべて、結局は若い時から努力が必要だということに尽きます。