知らないと後悔する糖尿病の危険な7つの症状
糖尿病という病名はよく聞くし、薬を飲んでいる人も周りにはたくさんいます。重篤化してからでは大変です。体からの7つのサインがありますので、少しでも早く察知して改善しましょう。
1、尿の回数が増える~頻尿
糖尿病という名前の通り、尿の中の糖分が増えることです。糖分は体の中の水分を引き込みます。そのために、尿の量が増えてしまうわけです。トイレに行く回数が増えた人は要注意です。
2、皮膚が痒くなりやすくなる
尿の量が増えるということは、体の中から水分が余計に出て行ってしまいます。体内の水分が減ってしまうと脱水状態になりやすくなり、皮膚が潤いを失い乾燥しやすくなります。また、余分な糖分が多いと、体の中のたんぱく質と結合しやすくなり、皮膚を老化させてしまうと言われています。皮膚の表面の皮脂が少なくなってしまい、皮膚が乾燥して痒くなりやすいのです。
3、水虫になりやすくなる
乾燥した皮膚の割れ目から細菌が体内に入りやすくなります。その代表が、水虫です。糖尿病になると、普通の人の約2倍、水虫になりやすいと言われています。糖尿病と水虫の関係は、医者の間では非常に関係深いと認知されているそうです。
4、免疫機能が落ちやすくなる
血糖値が高くなると、白血球の力が落ちてしまいます。弱った白血球は外的侵入を防ぎきることができなくなり、ウイルスなどの感染が起きやすくなります。風邪にもかかりやすいですが、新型コロナウイルスにかかった時の重症化リスクも高いと言われています。HbA1cの数値が高ければ高いほど、感染した時のリスクが上がると言われています。
5、目がかすみやすくなる
糖尿病は、血液の中の糖分が血管を傷つけて、動脈硬化が進行することが分かっています。最初は、細い血管の動脈硬化が引き起こされやすいのです。それが目に起こりやすく、視力低下やかすみの症状が現れます。何もないのに、「蚊」のようなものが飛んでいるように見える症状(飛蚊症・ひょうひしょう)の出る人は要注意です。
6、喉が渇きやすくなる
血液の中の糖分が多くなると、ドロドロ血になりってしまいます。このせいで血管が詰まってはいけないので、司令塔である脳が血液を薄めるために水を飲めと指令を出します。それが喉の乾きです。そこでコーラやジュースのような糖分がたくさん含まれた飲料水を飲めば、逆効果になって糖尿病が悪化していきます。
7、体重が減っていく
糖尿病になる人は肥満体系の人の方がなりやすいです。しかしいったん糖尿病になってしばらくすると体重が減っていきます。インスリンの分泌量が減ってしまったり、弱くなることが原因です。その時には、体内の脂肪や筋肉を分解してエネルギーに換えようとします。こうなると体重がどんどん減っていくのです。ここまでいくと、かなり進行しています。
いかがでしょうか? 思い当たる所がもしあれば、病院へ行くことも考えながら、まずは生活習慣を見直してください。それはやはり食事ですよね。食べる内容、食べ方、食べる時間、とにかく食べることを意識するだけで気づくことがあるはずです。自分でできることから始めましょう。
今日の話は、「予防医学ch /医師監修 ウチカラクリニック」から抜粋でまとめました。時間のある方は映像をご覧くださいね。