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60〜80代を“幸せで豊かに”生きるために知っておきたい、現役世代と定年後の「大きな違い」

定年後も働きたいかどうかと言われれば、多くの人はできれば働きたくないと言われることでしょう。しかし現実は働かざるを得ない状況にある人が多いのが事実です。

では働くとしたら、どんな気持ちで働けば良いのか、現代ビジネスの記事にヒントがありました。

少しでも多くの人が過去のプロセスにおいて、深く納得をして定年後のキャリアに移行できるのであればそれが最善であるが、そこには実際問題として一定の難しさがあるというのも事実である。

現役時代のキャリアがどのようなものであったかということや、定年後のキャリアへの移行プロセスが納得できるものであったのかどうかは、もはやそこまでこだわりすぎなくてもよいのかもしれない。

定年後も、現役時代のキャリアを生かした仕事に就きたいと考える人は多いです。しかし専門職でない限り、それは難しいと言えるでしょう。そこで多くの人は、一度挫折します。

「この俺が、なぜこんな仕事をしなければならないんだ!」と。


キャリアとプライドが邪魔した典型的な言葉です。私はこの人の気持ちが分からないではありませんが、社会はそう簡単には行かないものです。

このような言葉を発する人は、おおむね一つの会社を勤め上げ、しかもそれなりのポストまで上がった人だと思います。会社を転々としていれば、その間に似たような経験をすでにしてきていますから、定年後に困ることは少ないかもしれません。考え方次第では「社会に対する経験不足」と言えるかもしれません。

特に大企業に勤めていればなおさらでしょう。退職すれば会社名という大きな看板がなくなります。一個人にはたいして魅力はないんです。そのことに辞めて初めて気付くわけですから、プライドがへし折られるのも分かります。

退職したら、まずプライドを捨てることです。


定年後に幸せな生活を送る上で重要だとわかってくるのは、過去の自身のキャリアがどのようなものであったかということではなく、いまの仕事が豊かで満足できるものであるかどうかということである。

「第二の人生」と割り切って、自分のキャリアなどすべて捨て、新しい自分に生まれ変わる気持ちになれば良いだけです。

高齢期の仕事が「小さな仕事」であったとしても、それが確かに誰かの役に立っているのであれば、そのような仕事に誰もが敬意を示し、報いることができる社会に、日本はなっていかなければならない。

若い時は、大勢の人を対象に仕事してこられたことと思います。退職後は、家の近くで、小さな仕事で、目の前の一人を大事にできる仕事を見つけてください。仕事をして、目の前の人から「ありがとう」と言われることで、幸せの本質に気付くことでしょう。


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