読書感想文『スピン/spin第7号』
【スピン/spin 第7号】
表紙に光り輝く「スピン」は、美箔ワタナベさんの箔押し。
写真だけでは伝えきれない、凹凸感、艶感、表紙の和紙のようなザラザラ感との対比はいつまでも見飽きない。触り飽きない。
インパクトが強かったのは、中村文則さんの「彼の左手は蛇」
蛇だけでも字面から禍々しさが伝わってくるのに、男の心の歪み方がまた悍ましかった。
恩田陸さんの「そして金魚鉢の溢れ出す午後に、」では「しししりとり」なるしりとりが出てきた。しから始まり、しで終わる言葉を続けていく、しりとりらしいのだが、単純に面白そうと思ったし、なぜか子供のときによくやったサッカー選手の名前のしりとりが思い浮かんだ。サッカー選手の名前でしりとりするはずなんだけど、気づけばサッカーが強い国の名前まで派生していって、、、どのタイミングで終わったのかはまったく思い出せない。。。
一番ハマったのは、和田淳さんの「ちょうどピッタリ」
普段はまったく意識をしていない事でも、何故かちょうどピッタリのときにはちょうどピッタリだと感じてしまう。そんなことが自分の身にも覚えがあり、たしかに、、!と思った。今度からその現象にあったらちょうどピッタリ逢えたと思おう。
最後は毎度紙の話。
[表紙の紙]パルパー ホワイト 現在庫限り
ざらざらとした質感が特徴。だからこそ、箔押しとのギャップが良い。
[目次の紙]マイカレイド 黄色 現在庫限り
マイカは日本名で雲母と呼ばれる天然鉱物であるそう。横線はレイド模様というのか。こういう紙を擦った時の音が好き。
[OKアドニスラフW]
安定の手触り。これは過去の号でも使われてなかったかな?
[箔の種類]村田金箔3号
美箔ワタナベなのに村田。今回第7号なのに3号。
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