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【藝大先端WIP展 講評メモ】作品の強度をより高めるためのステップと、今後学びたい技法など

前回の続き。藝大先端の教授陣から受けたフィードバックから、作品をより良い方向へ発展させていくための分析を行います。

総じて、ダメ出しとして言われたのが「ここがどういう場所かわかりにくい」ということ。

明らかにここが港区にある赤坂プレスセンターであるということがわかる建物の前を通るシーンも入れていたのですが、あまりにも説明的過ぎるなと思い最終消してしまったんですよね。

その意図としては、自分が米軍基地問題に対して明確なイデオロギーを持っていないので(賛成か反対かみたいな)、政治色を抜くために、あえてここが「赤坂プレスセンターである」ことを抽象化しました。個人的に重要なのは、基地問題ではなく、「立ち入ることができない境界にどう介入していくか」にあったので。

あと最近「アフターサン」という映画で衝撃を受けたこともあって(2回観た)影響受けて抽象的にした笑 本当に良い(すごい)映画だと思うのでぜひ。

以下、教授全員から言われたことを簡単に書き出したメモを添付します。

0.小谷元彦さん(ゲスト・藝大彫刻家教授)

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2,110字

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