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「公務員のための場づくりのすすめ」を読みました。

場作りの実践者として、本書でインタビューを受けられている、さかかつさんに、プレゼントしていただきました。ありがとうございます。すごく、気付き、学びの多い本です。

「公務員のための場づくりのすすめ」

さかかつさんのnote

この本を読んでほしい人

自治体職員を楽しみたい人。仕事で場づくりをする人、職場内で、公務員同士、同じ地域で、同じ趣味でなどで交流をしたい人。

自治体職員で、業務・オフサイトどちらでも交流の場を作っている、作りたい、参加している人には、読んだら、きっと色んなヒントをもらえる本だなーって思います。

「自治体職員だからこその理由」にすごく納得

本書に書いてある「自治体職員だからこその理由」として3つのキーワードが掲げてあります。

①自治体が営利を目的にしないため、金銭を報酬として媒体としない関係性づくりに馴染みやすい

②自治体の仕事は地域の暮らしに密着している

③自治体職員には「良い人」が多い。

①や、③に甘えてはならぬと思いながら、いつもお願いすることが多いですが、納得で、すごく共感します。

②については、だからこそ、エネルギーを向ければ向けるだけ、本業に結びつくというか、効果的なんだと思います。

以前、とある方かた聞いた言葉で、(印象的だったんですがうろ覚えです)、公務員って、仕事でも地域のことを考えて、プライベートでも地域のことを考えてない?それって、尊いよねって。って言われたことがありました。

そして、だからこその場

だからこそ、場づくりにかかるコスト、摩擦のようなものが少なくて、自治体職員なりの場づくりのしやすさがあるのかなーと思いました。

4つの場

本書の特徴は、場づくりを4つに分類されていることだと思います。

①職場 (業務として、職員向け)

②現場 (業務として、地域で)

③”学”場 (業務外に、職員向け)

④”街”場 (業務外に、地域で)   
※職員=他の自治体職員向けも含む

これが、すごく納得。スッキリしました。場づくりしたい、場づくりしなきゃ、と言いつつ、どういう理由で、誰にの分類は、すごく大事だと思います。

僕は、場づくりしたい。「ストレングスファインダーの学びの場をつくりたい」って思っていました。(思っています)
それをどこでするのかが、すごく不明確で悩んでいまいた。今も進行形ですが。
ストレングスファインダーを使ったワークショップなどは、先進企業や自治体では、研修などにも取り入れられているようですが、僕の自治体ではまだまだ難しい。だからこそ、時間外にする。”学”場ですね。それをなんとか職場でしようとしてました。分けれると楽。
そして、”街”場 へ、行きたいと思います。

「越境と融合」

普段の職場だけの世界から、自主研や地域活動に飛び出すこと、役所や市域を飛び出すこと、こうしたことが「越境」にあたるでしょう。

とされています。

そして、4つの場には、壁があると書いてあります。

本書には、助川さん自身を例に、越境の過程が書いてあります。まず1つ場を作る(なれる)そして、超えやすい壁を1枚超えて、次の場を目指す。

きっと、なんでもつながっているんだと思います。

越境することで、刺激があって、気付きがあって、成長する。人は人で磨かれるではないですが、場も場で磨かれるんですね。

「融合する」は、まだ僕にはなんとなくでピンときませんでした。きっと、場をつくる人として、越境を繰り返すことで、見えてくるものが多いのだと思います。その中でも、

運営者は、「場の支配者」ではなく、「場の支え役」

という言葉は、すごく大事な言葉だと感じましたし、

場づくりに慣れることは大切なのですが、ともすると運営者は参加者としての視点を失いがちになります。例えば、気安さから内輪感が出てしまう、説明不足の進行、気配りの欠如といった懸念があります。そういったことがその場についてこれなかった人を生み、特に参加初心者の「もう少し聞いてみたかった、自分も話したかった」といった思いを置いてけぼりにしてしまいます。

と書いてあることに、ハッとしました。

慣れていないを言い訳にしない、いいところ真似する、またいただいたアドバイスは受け止めて検討する。

今、特にオンラインが進化している時で、これからは更にオフラインも新たな形が模索される時なので、肝に銘じよう、そのために越境を繰り返し、バージョンアップを図っていこうと思いました。

最後に、

本書の意図とは、ずれるかもしれませんが、職場の先輩と後輩のことを思い出しました。

部活、スポーツクラブで活動をされている方ですが、まさに”街”場です。

他にもPTAなども。

本の冒頭に「自治体職員だからこその理由」として、自治体の仕事は地域の暮らしに密着していると書かれていますが、まさに、だからこそ色々な場に参加できる、場づくりをできるのが自治体職員なんだなと、気づきました。

また、できるからこそ、無理せず、自分のできる・好きな場からアプローチしていくことも大事なんだなーと思いました。

ぜひぜひおすすめの1冊です。



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