#11 全ての「褒められ慣れていない社会人」に贈る言葉
こんばんは!cororoです。
月曜日、今日からまたお仕事が始まったという方も多いのではないでしょうか💼やっと1日終わって帰ってきたよー、そんな方もいらっしゃるでしょうか。
今週もどうか皆さんお気をつけて、通勤やお仕事をなさって下さいね🌼
私はお休みの日はもちろんですが、お仕事をする時であっても、いつも優しい世界で生きられることをひそかに願っているような人間です。だから会社でも、周りの人の感情や様子の変化は気になるし、よく見ている方だという自覚があります。
悲しいことに、どんなに人間ができていると言われる人がいたとしても、忙しさや心の余裕のなさが生じれば、人はひと目で見えるものだけで物事を判断しがちになり、深く考えることをやめます。本当に大事なものが、簡単に見えなくなります。
日々の限られた時間の中で、ミスを指摘することはあっても、わざわざ人を褒めることに時間を使おうという余裕のある人は少ないだろうということは、みなさんも簡単に想像できますね。
なので私も、どんなに頑張っている人がいたとしても、社会人になってからは特に、人から怒られはしても褒められることはない、という方が実はほとんどなのではないかと思ったりしています。
「仕事なのだからできて当たり前!」
「社会人でしょ!」
魔法のように社会人たちを仕事や職場へと駆り出すこの言葉たち。私たちの人生ではある意味、これらは呪いのような言葉になっているのかもしれません。多くの人たちの汗や努力に支えられ、自分自身も生かされている存在だということさえ、もはや気づけないくらいみんなが疲れきっている。そんな世の中で、今私たちは生きています。
もちろん仕事の上では、怒られて初めて分かることがあったり、そうやって指摘された方が伸びる人も、一定数いらっしゃると思います。でも一方では、優しく諭されたり、褒められた方が前に進める、がんばれるよ、という人もいますよね。少なくとも、私はそうです。
今回は、全ての「褒められ慣れていない社会人」の方々へ、贈りたい言葉を綴ります。色んな挫折をしつつも、今も社会人の端くれである私から、みなさんへのささやかなエールです。
のんびり読んでくださいね。
𑁍𓏸𓈒𓂃❁⃘𓈒𓏸𓂃◌𓈒𓏲𓆸𓂃 𓈒𓏸𑁍𓏸𓈒𓂃❁⃘𓈒𓏸𓂃◌𓈒𓏲𓆸𓂃 𓈒𓏸𑁍
「社会人のなり方って、私たちは誰に教わったんだろう。」
そんなことを、あなたは考えたことがありますか?
気づいたら「社会人」になっていた人、学生をやめて「社会人」にならなければならなかった人、まだ「社会人」になるか迷っている人、色んな方がいると思います。
「なぜ」自分が、「なに」をやりたくて、「いつ」までにこんな自分になりたくて、「だれ」と一緒にがんばりたくて、「どうやって」夢を叶えたいからここにいたいのだと、就活の時はあんなに一生懸命考えていたはず。いや自分の場合は、実は本当にやりたいことではなかったかもしれない、正直迷いはあった、でも自分なりに納得できる理由を考えてその会社に入ろうと最終的に決心したんだ。そんな自分を会社は選んで入れたのではなかったのか……。
そう考えていたことさえ、もしかして今、あなたは忘れていましたか?
あなたがいざ会社に入ってみたら、そして、仕事を続けてみたら……
「みんながやっているからそうするんだ。」
「そういう決まりなんだ。」
「お金をもらっているのだからしょうがないんだ。」
色んな言葉であなたが「自分」であることを、ある意味捨てる覚悟を求められるのが、当たり前になっていて……
「社会人」はこういうものなんだ。
だから余計なことや「考えること」をやめなさい。
「会社の一員」になって諦めることを覚えなさい。
あなたは「会社が求めること」しかやらなくていい。
あなたのかわりならいくらでもいるのだから大丈夫。
もはや「自分」がそこにいる意味など「考えない」ことこそが、そこに居続けるコツなのだと気づいてしまった……
あなたがそうなのだとは限りません。ただ、そういう人たちをたくさん知っている、それだけです。
さて、会社に入ってからの研修で、あなたが教わったことは何でしたか?
「会社の歴史について説明しましょう。」
「会社の理念を復唱しましょう。」
「基本的なシステムの操作を理解しましょう。」
「接客のマナーはマニュアルのとおりです。」
「倫理観についてはテストしますので読んでおいて下さい。」
もちろん会社によって内容もやり方も、研修があるかどうかも様々でしょう。もし共通しているとしたら、本当に「社会人」として大事なことは、会社の研修ではおそらく教えてくれない、ということです。
では、「社会人」として大事なことって、どうやって学んできて、これから学んでいくものなんでしょうか?
よく、最初の直属の上司がどんな人であるかが大事だと言われていますね。私もたしかにそうだなという実感があります。でも、私たちは上司を選ぶことはできない。きっとあなたは、その人以外からも、自然と「社会人」としてどう生きるかを、学んできたのではないでしょうか。
あなたが今まで学んできた、「社会人」としてほんとうに大事なことは、何でしょうか?
「今さらそんな聖人みたいに自分はなれないし、そんなことを聞くのはやめてくれ。会社に真似したい人などいないし、人として学べることなどない。建前を上手く使うことだよ。」
「効率良く仕事を終えて、給料をもらって、一刻も早く家に帰ることが自分の今の目標なんだ。プライベートを充実させることが何より重要だね。会社の周りの人のことなんてあんまり気にしていないかな。」
「仕事自体は実はそんなに好きじゃないんだ。でも人に恵まれているから続けられてる。自分が困っている時に気づいてくれた人がいて、だから自分も余裕がある時はみんなと助け合うようになって、みんなで早く帰るように協力し合ってるよ。」
「人に相談するのは苦手だし、正直人に仕事を振るより自分でやった方が早く終わる時もある。だけど、相談してコミュニケーションを取ってみたら意外と仲良くなった人がいて、お互いに仕事も頼みやすくなって勇気出して良かったなって。」
そう、どれが「正解」でどれが「不正解」かなんてない。
だから、「社会人」のなり方は、誰も教えてくれないのです。
大事なのは、あなたがどんな「社会人」になりたいかです。
本題から随分逸れてませんか?という声がそろそろ聞こえてきそうなので、話を繋げていきましょう。
これはあくまで私の仮説ですが、「社会人」になってから褒められ慣れていない人は、仕事以外のことを、仕事中もがんばっている人たちなのだと思っています。
会社によっては優先度が低くなってしまっていたり、そもそも当たり前だから今さら褒めるものではない、とされがちなことを。
つまり、「人」としての部分をがんばっている人たちです。
色んな価値観があることを承知の上で言いますが、少なくとも私の場合は、こういう人たちが周りにいて、自分が彼らに支えられてきたから仕事ができていたのです。自分が目指したい「社会人」の姿は何か学ばせてもらってきました。そんな彼らに向けて、「あなたたちの気遣いや行動に気づいている人はちゃんといます。」「真似させていただきます。」と、勝手ながらエールを贈りたいと思います。
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困って声をかけたとき、自分の仕事を一旦止めてでも助けに来てくれる姿に、驚きとともに感謝している人がいます。
つらい時でも、笑顔でいる努力をしていることは気づかれにくいけれど、実は周りはいつも自然とその笑顔に癒されています。
言い合いになりそうな時、そっと両方の意見を受け止めて、冷静に話し合えるように整理してくれる存在は、チームにとってとても貴重なのです。
誰にこれは聞いたらいいんだろうと周りを見渡していたら、「何かありましたか?」と聞いてくれる声に、ほっとしている人がいます。
コピー機が故障しまったらすぐに駆けつけてくれる姿をみて、この人がいるなら解決してくれるから頼って大丈夫だと、みんな信頼しています。
質問しづらいこともきっと一度受け止めてくれると知っているから、あなたに聞きにいくのです。あの時聞いておいたおかげで色んなミスが未然に防げたと、みんな知っています。
自分の方が疲れているはずなのに、笑顔で「お疲れ様です」と声をかけてくれる姿にどれだけ励まされてきたことでしょう。
誰もやりたがらないことを、あえて引き受けてやるのはとても難しいことです。さらにそれを継続することも。だからいざと言う時は、この人ならやってくれると思えるのです。
ひとりで悩んでいたつもりでも、「大丈夫?じゃないよね。」の一言によって自分はひとりじゃなかったんだと、気づいた人がいます。
自分以外の人が困っている姿に心を痛め、その人のかわりに助けを求めるあなたの姿を知っている人がいます。あなたの居ない時は、その役目を自分が代わりにやるのだとひそかに行動してくれている人がいます。
もしもこれから育って欲しいなと思う人が会社に入ってきた時、あなたはその人の直属の上司にはなれないかもしれません。でもその人の「真似をしたい人」に、あなたはいつでもなれます。
どんなに褒められないなぁと思っていても、必ずあなたの「人」としての姿を、見ている人がいます。
あなたの元気がない姿を見ていて悲しむ人が、必ずいます。
あなたが笑顔になると自然と笑顔になる人も、沢山います。
褒められたくなったら、もし近くにまだあなたを褒める人がいないのなら、どうかここに戻ってきてください。
そして、こんなんじゃ褒められ足りないなぁと笑って、次はあなたが周りの人を存分に褒めてみて、笑顔を広めてきてください。
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𑁍𓏸𓈒𓂃❁⃘𓈒𓏸𓂃◌𓈒𓏲𓆸𓂃 𓈒𓏸𑁍𓏸𓈒𓂃❁⃘𓈒𓏸𓂃◌𓈒𓏲𓆸𓂃 𓈒𓏸𑁍
今回も最後までお読みいただきありがとうございます🙇♀️
長い文章にお付き合いいただき感謝いたします💐
褒められ慣れてないから、ほんとこういうのやめてくれって思っていますかね。
まあ、そういう日もあってもいいんじゃないでしょうか。
そんなあなたが、少しでも自分を好きになれていることを心から願っています。
それではまた!
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