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【データ分析】"コロナ太り"が起きた原因は

月間走行距離を振り返る

前回は3ヶ月間行った減量生活で気づいたことをまとめました。

おかげさまで体重・体脂肪率がサブ3を達成した時の数値にまで

戻すことができました。

現在もリバウンドはなく体型をキープできています。

しかし油断は禁物です。

減量期間中ある疑問が頭をよぎりました。

なぜランニングを始める前の体型になってしまったのか

実は非常事態宣言が発令されてからも早朝など人がいない時間帯で

ランニングは続けていたので体重・体脂肪率増加した理由が

思い当たりませんでした。

データを分析して原因を探っていきたいと思います。

まずはどれぐらい走っていたか月間走行距離をまとめました。

使用データは前回同様「ガーミンコネクト」から

データの収集はgarminのランニングウォッチ ForeAthlete935になります。

スクリーンショット 2020-09-17 16.04.13

コロナが深刻化する前の1・2月より非常事態宣言が発令され

自粛ムードとなったた4・5月の方が走行距離が多いという結果が出ました。

1月〜5月ランニングした日数は

1月:18日 2月:15日 3月:14日 4月:21日 5月:22日

1月はまだ大会が開催されていてハイテクハーフマラソンや

勝田全国マラソンに出場していて

その前の調整や大会後の休足日でランニング回数を

減らしていたのだと思います。

2・3月は自己ベスト更新を狙っていた静岡マラソンが中止になったことで

モチベーションが下がりだんだんと走る日が減っていきました。

4・5月は現状を受け止め練習を再開。

ゴールデンウィークもあって走行距離が伸びました。

次にポイント練習(レースも含む)を行った回数を

月ごとにみていきます。

ポイント練習は

ロング走の場合は15km以上、インターバルなどのスピード練習は

3km以上走ったものをカウントしています。

1月:5回 2月:6回 3月:5回 4月:4回 5月:7回

意外なことに5月が一番ポイント練習を行っていました。

25kmのロング走を4回も行っていて走り込んでいたのです。

前回にも書きましたがポイント練習はロング走はもちろん

スピード練習でもジョギングに比べ減量の効果があることを書きました。

それを踏まえるとポイント練習の少なさが体重・体脂肪率の増加の原因では

なさそうです。

他の部分に目を向けていきたいと思います。

ガーミンコネクト×統計学

ガーミンコネクトではランニング時の記録だけでなく

歩数や消費カロリー、ストレスチェックまでしてくれます。

ランニング以外で身につけておくことで

データを蓄積することができるのです。

まず2020年1~5月の歩数(ランニング時含む)を棒グラフにしました。

日別歩数

3月頃から歩数が歩いていない日が見受けられますが

少しわかりづらいので月平均にまとめてみます。

平均歩数

よく歩いていたのは1・2月でした。

2月は月間走行距離が一番少なかったにもかかわらず

平均歩数は一番多いです。

月間走行距離が250kmを超えていた4・5月は平均歩数が15000歩未満です。

平均歩数だけではよくわからないので

標準偏差を出して検証していきたいと思います。

標準偏差とはデータの散らばりやばらつきを知るためのものですが

今回、この値を見ることによりランニングしていない日で

どれほど歩いていたか(あるいは歩いていなかったか)を

知ることができます。

表が小さくて申し訳ないのですがこうなりました。

スクリーンショット 2020-09-17 20.46.51

2月の標準偏差が他に比べ低く出ました。

2月の標準偏差が低い=ランニングしていない日と

ランニングした日の歩数の差が小さいということが言えます。

月刊走行距離は1番少ないですがランニング以外で出歩くなどして

体を動かしていたということです。

3月〜5月は標準偏差が高い=ランニングしていない日と

ランニングした日の歩数の差が大きいことから

ランニングしていない日は出歩いていないのではと仮説立てができます。

消費カロリーはどうでしょうか。

こちらも日ごと・月平均の順にグラフを見てもらえればと思います。

日別カロリー

3月あたりから消費カロリーが2000kcalを下回っている日が散見されます。

月平均で見てみましょう。

平均カロリー

1・2月共に消費カロリーは高く

1月と5月と比べると250kcalも差がありました。

これはご飯一杯分に相当します。

https://www.tanita.co.jp/content/calorism/table/index2.html

1番走行距離&ポイント練習の多かった

5月が1番カロリーを消費していなかったことがわかりました。

その原因を探るべく中央値・最大値・最小値を出して検証します。

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中央値とはデータを小さい順に並べたデータのちょうど中央にある

数値のことで最大値はその月でもっとも大きい数値

最小値はその月でもっとも小さい数値を表しています。

1月の平均消費カロリーと中央値を見比べてみるとほぼ一緒であることから

分布が左右対象に分かれていることが言えます。

※イメージ

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一方、5月は平均消費カロリーと中央値に差があります。

これは極端に大きな値に影響されて平均消費カロリー高めに出た

考えられるのです。

※イメージ

スクリーンショット 2020-09-19 9.48.10

これにより5月の消費カロリーは平均より低いところで

密集しているのではないかと思われます。

250kcalごとに区分けしてみるとイメージ通りです。

スクリーンショット 2020-09-19 10.24.02

見方は一番上が1750kcal未満で2番目が1751~2000kcalと

250kcalごとに区切りました。

横の数字は消費したカロリーの日数を表しています。

例えば2020年1月で2000の項目に数字が1とありますが

これは2020年1月で1751~2000kcalを消費したのは1日あるということを

表しています。

2020年5月に注目してください。

1751~2000kcalと2001~2249kcalに数字が多くなっています。

ランニングをしていたにも関わらず

ランニングをしない生活での消費カロリー(約2000kcal)と

ほぼ変わりません。


"ランニングをした"="痩せる"ではない!?

ここまでわかったことをまとめてみます。

・ポイント練習を一番多く行った日は2020年5月

・月刊走行距離が少ない2020年1・2月の方が平均歩数が多い

・2020年3~5月は歩いている日と歩いてない日に差がある

・平均消費カロリーが一番少ないのは2020年5月

・走っていても普段の生活と消費カロリーが変わらない日がある

これらのことから言えるのは

ランニング以外で体を動かすことの大事さです。

2020年3月~5月 朝方にランニングしていましたが

その時に「今日は体を動かしたのでカロリーも消費したから

たくさん食べても大丈夫」と考えていた自分を思い出しました。

ランニングで体を動かしている時間なんて1日のうちほんの一部です。

ランニングを行ってもその後の過ごし方で

無意味になってしまうと思います。

僕の場合コロナの影響でテレワークになったことで

通勤することがなくなりました。

今思えば1時間の通勤時間がカロリーを消費するための

重要な役割を担っていたのではと思います。

僕の場家から最寄駅までと会社の最寄から会社までの歩行時間を足すと

30分近く歩いていました。

往復すると約1時間のウォーキングを行っていたことになります。

これに駅の階段の上り下りも加えるとさらに消費していたことに

なると思います。

また食生活もひどいものでした。

思い返してみますと

朝ごはんはコンビニのおにぎり2つと唐揚げ2つを食べていました。

ホームページで調べてみると

おにぎり約170kcal ×2=340kcal  唐揚げ1個 75kcal×2=150 150kcal

合計490kcal になります。

これに加えて昼ごはんは近所のスーパーでカツ丼と白米をよく買っていて

夜は毎日晩酌(何を食べていたかは覚えていませんが)を行っていました。

ざっと計算すると2500kcal近く摂取していたかもしれません。

2020年5月は2250kcalだった日が21日あったので

これでは太るのも当たり前です。

思い出しただけでゾッとします。

現在もテレワークが続いていますが朝のランニング以外に

終業後自転車を使わずにスーパーへ買い物へ行くなど

歩くことを意識しています。

こういった小さな積み重ねが結果に結びつくと信じて。

最後までお読みいただきありがとうございます。









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