ぶれない生き方が成功の秘訣
子どもが言うことを聞かなくて困るといって愚痴る親がいる。
部下が指示通りに動いてくれないといって嘆く上司がいる。
どちらも、訴えている内容は似たようなものである。
そんなとき、暴言や力ずくで子どもや部下に言うことを聞かせようとするならば、虐待だとかパワハラだとか言われる始末である。
あなた自身も、器の小さい人間だとみなされてしまう。
本当に心を痛めている人も中にはいると思うが、まずは、自分自身のふだんの行動を見つめ直してみることで、解決のヒントが見つかる。
自分の行動が毎日一貫性のあるものか、ルーティン化されているか?
また、その行動は合理的であり、なおかつ、相手の目に見えているか?
相手が見えていないのに、いくら自分はこんなに頑張っているんだと態度で示そうにも、響かないのは当たり前である。
それは、子ども相手でも同じである。
そのときそのときの気分次第で子どもへの接し方が違っていたら、子どもだって気分で行動する。
でも、毎日の行動がぶれていなければ、相手は安心感を持てるのである。
毎日同じ時間に家を出て、毎日同じ電車やバスに乗る。
いつも乗り合わせる人の顔を見て、ホッと安心するという経験を日常的にしている人なら、このことはよく理解できるはずである。
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