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詩歌の批評

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塔2023年2月号から 十首評

塔2023年2月号から気になった歌十首を取り上げ、私なりの解釈をコメントとして添えさせていただきました。いずれも素晴らしい歌ばかりですので、私のコメントを読む前にまずはそれぞれの歌を読んで感じとっていただくのが良いと思います。本文を読みやすくするため、以下では「私は」「と思った」「と感じた」等を省いていますが、コメントはいずれも私個人の感想です。誤字等ありましたらご連絡いただけますと幸いです。

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批評 パステルナーク「詩の定義」

詩の定義  パステルナーク

それは――ふいに激しくほとばしる口笛
それは――おしつぶされた氷塊の割れる音
それは――木の葉を凍らせる夜
それは――二羽のうぐいすの決闘

それは――甘い しおれたえんどう
それは――豆のさやのなかの宇宙の涙
それは――楽譜とフルートでかなでるフィガロ
あられのように うねに落下してくる

いつも 深い海水浴場の底で
とてもものものしく 夜をさがすということ
そして

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