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ローマ人の物語 25
「ローマ人の物語 25」
塩野七生著
古代ローマの歴史に興味のある方に、お勧めの一冊ということになろうか?。
西洋文明の元をたどれば、ローマに行きつくだろう。
古代ローマの歴史、紀元2世紀の黄金の世紀と呼ばれた時代の3賢帝のうちの一人、
ハドリアヌスが取り上げられている。
トライアヌスの後を継いだハドリアヌス。
ハドリアヌスはギリシャ文化なの素晴らしさに目を開かれる。
当時、ギリシャ文化への傾倒は軟弱と
みなされていた。ローマは質実剛健。。
租税の公正な実施に努める一方で、ハドリアヌスは社会福祉にも積極的に取り組んだ。
ハドリアヌスの治世は21年。そのうち、彼が本国イタリアにいたのは3回を合わせて7年でしかない。しかも45歳から58歳までの13年間のほとんどを視察の旅で属州を巡行していた。皇帝不在でも機能する組織固めを確実にできていたということが偉大なところだと思った。
実績として、面白いと思ったこと
1. 商いに使用される計器を自分に有利になるように作り替えたものは厳罰
2. 建築用資材を安価に手に入れる目的で歴史ある建物を破壊することを禁止
3. 公衆浴場での男女混浴の禁止
#ローマ人の物語 #塩野七生