「コーヒーが冷めないうちに」
『コーヒーが冷めないうちに』
川口俊和著
「とある街の、とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという
ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった」
4つの短編
映画の方は見ていたのですが、小説の方は、初めてでした。
英語版を外国の方がレビューされていて、すごく高評価だったので読んでみようと思ったのでした。
最近、タイムリープの話や亡くなった人とコンタクトをとる話や、人生やり直し話みたいなSFを交えた教訓的な物語が流行っています。
何だか、よくは分かりませんが、最終的には、今をキチンと生きようという話で終わる。
日本人は、特に、未来に対して悲観的な見方をしている人が多いような気がする。できるだけ、未来には希望を持って日々を過ごして行きたいと思ってしまうのだけどね。
本書では、夫婦の話が痛かった。
自分がアルツハイマーと診断されたとして、冷静に、手紙を書くことなんてできるかな?とは、思った。
親子の話も良かった。けど、これも、自分が死んでしまう前提で、生まれてくるはずの未来の子供に会いにいけるかな?
ほのぼのとした空気感が、良いと思った。
あの時に戻りたい!みたいなのが、あまりないのだけど。
人生順調にいっているというわけではないのだけど、、良いこともあれば、悪いこともあって、、それでも、大体は、良い方向に向かっているものだなあとおもったりは、している。
マーフィーの法則というわけではないのだけど、楽観的に生きているとそこそこ楽しくいられるように思う。
ChatAIに聞いてみたら
「コーヒーが冷めないうちに」にふさわしいテーマ曲は、感動的で暖かいメロディを持つ曲です。例えば、カーペンターズの「We've Only Just Begun」が物語の雰囲気に合うと言えるでしょう。ただし、選曲は個人の好みによります。