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本の要約、感想、書評

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読んだ本の要約、感想、書評です。
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#本好き

【書評】夏目漱石『明暗』を読めば、洞察力がアップすること間違いなし

ロッシーです。 夏目漱石の『明暗』を読みました。 『明暗』は最高傑作 『明暗』は、夏目漱…

ロッシー
1か月前
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【書評】井筒俊彦『意識と本質』を読めるような人に憧れる

ロッシーです。 井筒俊彦『意識と本質』を読みました(少し)。 『意識と本質』は、哲学者・…

ロッシー
2か月前
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【書評】三島由紀夫『仮面の告白』を読み、知らない世界へ没入体験する

ロッシーです。 三島由紀夫の『仮面の告白』を読みました。 三島由紀夫の著作において、本書…

ロッシー
2か月前
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【書評】『ブッチャーズ・クロッシング』 都会育ちの青年は荒野で大自然の脅威に晒さ…

ロッシーです。 前回、ジョン・ウィリアムズの『ストーナー』について書評を書きましたが、今…

ロッシー
3か月前
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【書評】魯迅『藤野先生』は日本人としてぜひ読んでおきたい

ロッシーです。 魯迅の『藤野先生』を読みました。 魯迅は中国近代文学の父といわれており、…

ロッシー
6か月前
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【書評】しんめいP『自分とか、ないから。』を読む。東洋哲学は使い方に注意。

ロッシーです。 しんめいPさんの『自分とか、ないから。』を読みました。 いや~面白かった…

ロッシー
7か月前
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【書評】『史上最強の哲学入門』(西洋編)も面白すぎる件

ロッシーです。 以前、『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』についての記事を書きました。 今回読んだのは、その西洋編です。 というか、そもそも西洋編のほうが先に出版されているので順番としては逆なんですけどね(笑)。 さて、西洋哲学と東洋哲学の一番大きな違いは何か? これは東洋編の記事にも書きましたが、 西洋哲学は「階段でゴール(真理)に向かっていく」 東洋哲学は「いきなりゴール(真理)から始まる」 という点です。 だから、西洋哲学は階段を最初から一歩一歩登っ

『百年の孤独』と本のインフレと文字サイズと

ロッシーです。 『百年の孤独』を買いました。 って、酒じゃなくて本のほうです(笑)。 先週…

ロッシー
8か月前
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【厳選】何度もスロー・リーディングしたい10冊 as of 2024.04.16

ロッシーです。 平野啓一郎『本の読み方』では、速読ではなく遅読、つまり「スロー・リーディ…

ロッシー
10か月前
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【書評】最強の消極的主人公降臨!メルヴィルの短編『書記バートルビー』

ロッシーです。 メルヴィルの『書記バートルビー』を読みました。 日本のサラリーマンのやる…

ロッシー
10か月前
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【書評】小室直樹『三島由紀夫が復活する』を読んだら『豊饒の海』がより理解できた

ロッシーです。 最近、小室直樹氏がマイブームです。 どの著作も面白いんですよね。 宗教、…

ロッシー
11か月前
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【書評】ゾラ『居酒屋』はしんどかった

ロッシーです。 ゾラの『居酒屋』に挑戦するも、2度目の撤退となりました。 先日のゾラの短…

ロッシー
11か月前
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【書評】ゾラ『オリヴィエ・ベカイユの死/呪われた家』ゾラは短編が面白い!

ロッシーです。 今回の書評は、エミール・ゾラの『ナンタス』という短編です。 この短編は、…

ロッシー
11か月前
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【書評】三島由紀夫『豊饒の海』を読み、やっぱり天才なんだとさらに実感した。

ロッシーです。 三島由紀夫『豊饒の海』全4巻(新潮文庫)を完読しました。 「いや~読んだ~!」という感じです。精神が満腹状態です。 この記事を書く前から、「これは書評にならないな~」と自分で予想がついています。この大作をまだ消化しきれていませんし、そもそも私の拙い文学解釈力で消化できるとも思えません。 でも何か書きたい!書かずにはいられない!だからとにかく書きたいように書きます。 まず、これだけは言いたい。 「面白かった!」「読んで良かった!」と。 「いやいや、子