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本の要約、感想、書評

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読んだ本の要約、感想、書評です。
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#仕事

【書評】楠木健『絶対悲観主義』 大事なのは期待しないこと

ロッシーです。 楠木健の『絶対悲観主義』を読みました。 非常に面白かったです! 「絶対悲…

ロッシー
2日前
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【書評】秘伝書『猫の妙術』を読む。猫のように仕事をすればうまくいく。

ロッシーです。 佚斎 樗山(いっさいちょざん)の『猫の妙術』を読みました。 剣術の秘伝書 …

ロッシー
2か月前
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ニーチェ『ツァラトゥストラ』は言う。「君たちの勤勉は逃避だ」

ロッシーです。 前回の記事で、『ツァラトゥストラ』の書評を書きました。 普通、次は別の本…

ロッシー
8か月前
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【書評】スタインベックの短編『朝めし』に人生で大事なことが書かれている

ロッシーです。 スタインベック短編集の中の『朝めし』という短編を読みました。 この『朝め…

ロッシー
10か月前
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【書評】最強の消極的主人公降臨!メルヴィルの短編『書記バートルビー』

ロッシーです。 メルヴィルの『書記バートルビー』を読みました。 日本のサラリーマンのやる…

ロッシー
10か月前
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【書評】ゾラ『オリヴィエ・ベカイユの死/呪われた家』ゾラは短編が面白い!

ロッシーです。 今回の書評は、エミール・ゾラの『ナンタス』という短編です。 この短編は、…

ロッシー
11か月前
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【書評】『権利のための闘争』は闘うことを忘れた私達への伝言

ロッシーです。 皆さんは『権利のための闘争』(イェーリング著)を読んだことがありますか? この本は、法律を学ぶ者なら必読の古典ですが、個人的にはすべての人が義務教育で学ぶべきだと思います。 なぜなら、昨今ニュースになっている宝塚歌劇団の問題(いじめ、パワハラなど)も含め、会社という組織で働く諸問題の多くは、私たち日本人の権利意識の低さから起きていると思うからです。 「権利意識が高い人」 というと、何やら周囲の空気を読まない輩というマイナスイメージがありますし、日本社

【書評】2022年に東大・京大で一番読まれた本『暇と退屈の倫理学』を読む

ロッシーです。 『暇と退屈の倫理学』(國分功一郎 著)を読みました。 いや~面白かったで…

ロッシー
1年前
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【書評】『通勤の社会史』を読むと通勤の解像度が上がる

ロッシーです。 『通勤の社会史』という本を読みました。 通勤をしていても、その歴史的経緯…

ロッシー
1年前
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【書評】『目的への抵抗』(國分巧一郎)を目的なしに読む。

ロッシーです。 『目的への抵抗』をなんとなく読みました。 なんとなく読んだため、きちんと…

ロッシー
1年前
9

【書評】老子の「あるがままでいい」は誤解されている! 『真説 老子』は必読の書!

ロッシーです。 『真説 老子』という本を読みました。 結論から申し上げると、これまで読ん…

ロッシー
1年前
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【書評】ショーペンハウアーは言った。『人生とは、苦痛と退屈の間で生きること』

ロッシーです。 ショーペンハウアーの『幸福について』を読みました。 この本は、本当におす…

ロッシー
3年前
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【書評】『SHOE DOG 靴にすべてを。』を読むと、走りたくなる。

ロッシーです。 『SHOE DOG 靴にすべてを。』を読みました。 この本は、かの有名なスポーツ…

ロッシー
3年前
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【書評】『仮想空間シフト』

ロッシーです。 『仮想空間シフト』(尾原和啓、山口周著)を読みました。 Amazon Prime 会員だと無料で読めるのであまり期待せず読んだのですが、色々と今後の社会について有益な示唆を与えてくれる内容でした。 仮想空間の解像度を上げる四象眼 特に印象深かったのは、 「仮想空間の解像度を上げる四象眼」という以下の図です。(※本著P722に記載の図から引用) この図の縦軸は「みんなでやる仕事か、ひとりでやる仕事か」を示しています。 次に、横軸は「目的が決まっている