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エッセイ

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たまに書くエッセイ。自分の考えたことや、体験談がメイン。
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2024年12月の記事一覧

【エッセイ】ほぼ日記というか、思考整理のための文章。

 作家は実際に体験したことしか書いてはいけない。

 Xのタイムラインに一時期流れまくってた言葉である。
 これってつまりどういうことが言いたいの?

 個人的解釈としては、
「自分が体験したかのように書けるようなことじゃないと、面白い小説は書けないよ~」
 みたいな風に受け止めている。

 だから、一理あるとは思っている。
 言葉通り受け取ろうとすると、さすがにそれはねえよってなるけど。

 だ

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【エッセイ】初心者なりの創作論的な

 ひとりカラオケって好きですか?
 私は大好きです。
 自分のペースで好きなだけ歌えるし、どんな曲を入れようと気にする人はいない。
 下手くそに歌おうが構いません。
 その部屋にいるのは、私一人なので。

 でも、私、いい加減飽きてきたんですよね、ただ気持ちよく歌うということに。
 だから、録音してみたんです。自分の歌を。
 それでもって聞いたところ、絶望しました。

「俺、こんなに下手なん!!?

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ただの思考整理です。

 無人レジと有人レジ、あなたはどちらに並びたいだろうか。

 僕はどちらかというと無人がいい。
 なぜなら人に手間をとらせないから。
 人に手間をとらせるのは心苦しくなる。
 相手がいることで表情にも気を遣う。
 無人ならそれがいらない。
 だから、無人レジが空いているときは無人に進む。

 けれど、有人レジもいい。
 店員さんにもスタイルがある。
 世間話を挟む人、淡々と作業をする人、笑顔が素敵

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【エッセイ】うそをつくたびに

 嘘っておもしろい。
 僕は、誰かのために嘘をつく。
 その人を傷つけないように。
 その人が不快にならないように。
 そのために自分が傷つくのもいとわない。
 本音を隠してでもその人の都合に合わせる。
 そのたびに自分が死んでいく気がした。

 でもそれすらも嘘だった。

 僕は誰かを傷つけるのが嫌だったわけじゃない。
 いい人だと思われたかっただけ。
 誰かから善人だと思われたかっただけ。
 

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【エッセイ】推しがいるということ

 推し、という存在について考えたことはあるだろうか。

 僕は『推し』と呼べる存在に出会えたことはない。
 いや、なかった、と書いた方が正しい。
 なぜならあの人が『推し』なのだと気付いたから。

 今の僕は、『推し』がいるということを、少しは語れると思う。
 いや、それは正しくない。
 正しくは、『推し』がいるということについて語りたい、だ。
 今の僕は、主体的に『推し』がいるということについて

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