ワインバーでイタリア人と哲学で盛り上がり世界史から西洋絵画へ。

こんにちは、RooKルークです。
先週末はイタリアンワインバーにて開催されたワイン会に参加してきました。
楽しくて楽しくて、楽しかったです笑

参加費3,000円でワイン飲み放題かつ、
このワインをお店に卸してるイタリア人の方が直接ワインの説明をしてくれるというお勉強も兼ねてました。

イタリアンワイン

まずは乾杯でスパークリングワイン。
そこから白、オレンジ、赤…と進んでいきます。
赤の熟成しきる前がピンク色のロゼで、
白をさらに熟成させたのがオレンジワインとのこと。
オレンジワインは最近、スーパーでも『第４のワイン』と宣伝されて見かける様になったのもあり知ったばかり。
ロゼはだいぶ前から知ってたのに、オレンジはまったく知りませんでした。
わたしはお酒は好きなものの、強くはなく、量はそんなに飲めない…はずだったのに
この日は用意された全種類のワインをいただきました。
１回の分量が少なめだったとはいえ、10杯くらいいただいたので相当な量だったはず。
でも気持ち悪くなることもなく、むしろテンション爆上がり。

それは、酒の肴が…『イタリア人との哲学の話』だったから。

いや、思い返すと哲学からはみ出ていたけど笑
イタリア人の彼は、秘密の哲学団体に入っていて、(いわゆるフリーメイソンとかそういう感じかと)
秘密なので団体のことは教えてはくれませんでしたが、ここぞとばかりに知りたかったことをどんどん聞いてみました。

わたしは哲学というと、ソクラテス、プラトン、アリストテレス…
アリストテレスといえばアレクサンダー大王の家庭教師！
と、ザックリ知ってるくらいで
あとはニーチェ、など本当に有名な哲学者しか知らずちゃんと勉強したことはないです。
ただ、プラトンのイデア論を知り、

イデアはある…！

と、なぜか興奮しています。
アイデアの語源と言われてますが、絵を描くときインスピレーションを得て制作するのでその源がイデアなのではないか。
まあいろいろと混ざり、イデアとアカシックレコードは同一、またはかなり近しい存在領域なのでは…などと妄想ニヤニヤしてる中二病です。
（仏教における阿頼耶識もそうかなぁ…など）

ここに興味津々なのは、たまに陥る
スランプ
を経験しているから。
なんであんなにポンポン描けてたのに、急に何も出てこないの！？
描けたとしても手を滑らせただけの以前描いた記憶をなぞったようなものばかり…新しい絵が描きたい！
どうすれば…！？
それって元々の創造の源の世界にうまくコネクトできなくなってるってことじゃ？
あれ、スランプ抜けてみたら…前とは違う新しい物が描けるようになってる。

ん、もしかしてスランプってそのレベルでの限界に達していて、がんばってがんばって今いる世界の端っこまで来たから先に進めないんであって
ひょい、と上を見上げて次元あげたらすんなり描けるようになった〜！

このとき、創造の源へのアクセス方法が変わったんじゃ？
新しいアクセスができるようになるには、どれだけもがいて、でも時に冷静になって違う視点で見つめて、
心も身体も頭も総動員して

気づく

ことができるかどうかなんじゃ！？
…なんてことを考えたりしてるからです。
アリストテレスはイデアを否定して現実的で、だからこそアレクサンダー大王は巨大な帝国を築き上げられた…みたいなことですが（このあたりまだ、学習中なので詳しい方いたら解説お願いします）

まあ、イタリア人に「イデアはあると思う？」と聞いたら「あるよ」と答えてくれたので満足。
そこから質問があらゆる方向に飛んだので、アリストテレスのことはそのとき出てこなかった笑
今度会えたら聞いてみよう。

場所がイタリアンワインバーで、『最後の晩餐』などの絵が飾られていたので
「晩餐なのになんで外が明るいのか？」
「この時代は太陽が昇る時刻に起きて、沈むと同時に眠るから晩餐と言ってもまだ明るいんだよ」
とか、エジプトのスフィンクスの話やら、ヤハウェの真ん中にSを置いてヨシュアになる…とか、地球の歳差運動で地軸が傾いていて…とか

わたしのザッピング知識に関してアレコレ答えてくれるのが嬉しくて楽しかったのです笑

彼曰く、初対面の人とこんな話をすることは普段まずない。
深い話をするときは、まず乾杯をしてから。
酔った状態からじゃないと深く話し合えないだろ？
今日は楽しい時間になったよ

確かに！
わたしも初対面の人にいきなりアレコレ質問することはまずないです。
だってそもそもどこまで聞いてみていいのか、どこまで理解してくれるのか、から考えて話題選んでしまうので。
ここでの時間が本当に楽しかったので、Youtubeの解説動画で世界史をおさらいしました。本で勉強してないのかい！
…ですが、２時間かけて観る動画のほうが理解しやすくて。
その１本だけ見て知った気になるのではなく、そこに西洋美術の歴史との関連で知識のすり合わせをし
なぜルネサンスが起きたのか、
それまでキリスト教は偶像崇拝禁止で神を具現化することは禁じていたのに他の民俗にキリスト教を伝えるには、分かりやすい像があったほうがいい…

などなど歴史と宗教の関係から西洋美術が花開いてレオナルド・ダ・ビンチのような天才が現れ、
貴族が文化を、教養を、などとパトロンになっていったり

ただ、世界史を改めて学ぶと、なんで人間はこんなに同じ過ちを繰り返すのか。
今の日本の政治関連で問題になっている、オールドメディアがSNSに敵意剥き出しの報道…（ベトナム戦争での各大国が隠したかった事実がテレビで放映されたことで国民が真実を知った。その頃のテレビの報道の在り方はどこへ）

人は勢いづくと拡大し続け止まらないこと、権力を握ると脅かす存在を排除しようと躍起になること
社会主義は資本主義に押されてしまったこと、
平等と分配による平和を選択できるにはまだまだ人間は未熟だな…どうすればいいのか？

…と、哲学に戻り、改めて勉強しています。
哲学は、この先どうすればいいのか？
と行き詰まったときに、答えを探す学問なんだとようやく分かってきた気がします。

お気に入りの白ワイン

わたしが１番美味しかった、と感じた白ワイン。
果実のフレッシュさが華やかで飲んで爽やかな味わいでした。

このあと、なぜか一本150,000円もするシャンパンを飲んだのですが…
しかも３本開けたのでほんの１時間で450,000円消費するVIPな体験をしたのですが…
3,000円で飲み放題なワインのほうが美味しかったです。
資本主義とは…なんてことも体験した濃厚な夜でした笑
（痛烈な資本主義による格差を目の当たりにしました。資本主義は競争を生み、成長を促すことに繋がるという面は良いのですが行き過ぎて生まれる格差は…あまり良くないなと正気に戻りました）

もし、ここまで読み切ってくださる方がいたら感謝です。
年の瀬にいい学びを得ました。
ザッピングで得た知識を改めて整理してより深い知性へとできたならいいな。

こんなことを日々考えながら、ボールペン画に昇華しているボールペン曼荼羅アーティストのRooKでした。