転倒数の範囲〈龍孫江の群論道具箱〉
置換を平面的なあみだくじで表示,すなわち隣接互換の積に分解するとき,いくつ隣接互換があれば足りるかが問題でした.ひとつの候補として「転倒数」を導入し,今回と次回でこれが求める値であることを示します.
https://youtu.be/kc3yI2PJVoM
定理(転倒数の範囲)$${\sigma \in \mathfrak{S}_n}$$に対し,$${0 \le \operatorname{inv} \sigma \le \frac{1}{2} n (n-1)}$$.ま