わたしは うつなの?~「休んではみたけれど」~
うつ病の兆候に気づかず日常を送っていたものの
演劇サークルの練習中、突如原因不明の大泣きをしてしまい練習を中断させてしまった大学生・ROMI。
なんと一ヶ月間演劇サークルをお休みすることになってしまいます。
突然のうつ病の始まりに、彼女はどう対応するのか――!
・前回の記事リンク→https://note.com/romirom0077/n/nbd5ae0e85e7d
二回目なのにこんな書き出しで大丈夫なのか、すでに先行きが危ぶまれる、ROMIです。
今回は初めてうつ病の兆候に気づき取った「休養」という策についてお話ししたいと思います。
うつ病には「薬物療法」と「休養」が重要だとはよく言われますが、皆様はしっかり休養、取れていますか?
読んでくださっている方々の中には、自分の身体をごまかしながら毎日頑張っている方もいらっしゃるかと思います。
休養はうつ病の有無にかかわらず、人間の身体にとって必要不可欠なものです。忙しい中でも、積極的休養・消極的休養ともにとれるといいですよね。
しかし、突然「休養を」と言われても、結局毎日寝てばかりいる自分にさらに絶望してしまう・・というのはうつ病あるあるだと思います。
ああ、うつ病おそろしや・・・
そんな私は、サークルのリーダーから「休んでみなよ」と言われるまで、自分の体調不良は気の緩みか風邪のせいだと思っていました。
「そうか、私はそんなに暗い顔をしていたのか。」
目を真っ赤にしたまま電車に乗り、まだまだ止まらない涙で視界がかすむ中、スマホで自分の症状を必死にサーチしたのを覚えています。
・気持ちが落ち込む
・楽しめない
・倦怠感
・理由なく 泣く
・頭痛
↓↓
検索結果・・・・・・・・「うつ病」
いや、まさか・・。
今思い出しても、当時の私のうつの症状は軽度のものだったと思います。このときの私はなおさら、この症状は風邪か、あっても生理前症候群とかそんなものだろうと考えていました。
うつ病についても、少しは知っていました。
だからこそ、「自分が」とは考えられませんでした。
暫くうつ病について検索するなかで、一つ疑問視したことがありました。
「うつ病って、見た目がガリガリに痩せたりするんじゃないの?」
当時の私は、朝起き上がれなかったり家事が遂行できない・常に頭が重いなど日常生活にやや支障を来す程度の症状はありましたが、食欲に関してはいつも通りでした。三食しっかり食べられていましたし、顔色もそんなに悪くはありませんでした。
私が持っていた「うつ病」のイメージと当時の自分自身がかけ離れていたせいか、私は心療内科への受診は考えませんでした。
まず、休んでからにしよう。
私の身体はたしかに変だけれど休めば治ってまた頑張れるはず。そう決めました。
そう励ます心の声と反対に、どす黒い泥沼が私の身体を蝕んでいっていることに、気づかないふりをしながら。
『生きていることが辛い。』
『何もないのに悲しい、ずっと悲しい。』
『今の状態は決してよくならない。私は甘えているだけだ。』
これが、わたしの本当の心の声でした。
サークルの休みが決まった頃、幸運にも大学が夏休みに突入したので、私は多くの時間を休養に充てることができました。
「一ヶ月」とはいったけれどなんだかんだで1~2週間もあれば回復するでしょ!と私は考えていました。が・・・。
→次回「休んではみたけれど・・②」
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うつ病の初期症状って本当にわかりにくいですよね。
風邪とよく似た症状、とはよく言いますが私の場合身体面よりも精神面に大きく影響が出ていたので「この、根性なし!」と自分を責めてしまっていました。
同時に心療内科の敷居の高さもあり、うすうす「私、うつなのかな」と思いつつも初診を先送り・・割とこういう方、多いのではないでしょうか。
病院についてのお話も、いつか書きますね。