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“なんとなくの不調を抱えながら生きていくもんだよね?”という呪縛
大分のスタジオセウスさんは、私がたびたび出張セミナーをしているスタジオ。主宰の二宮幸子さんとは、なんだかんだの縁で今では月に2回、Body Chatという対談イベントをするまでに。今日もその収録の中、からだのケアの話になったんだけれど、からだのケアは1日1分から始まるなぁ、と。
わたしは長年(と言っても20代真ん中くらいまでだけど)、まぁまぁひどい慢性の肩こりと腰痛と共に生きてきた。長時間歩くのも苦手、肩には誰かにとりつかれた感。冷え性もひどかったし、ま、身体ってそういう、不調を抱えながら生きていく、そんなもんだと思ってた。
多くの人がそう思ってるんじゃないかなぁ。昔のわたしみたいに。
でも実はそれって、知らないうちにマジョリティーによって学んでしまってる呪縛であって、居心地良い身体で生きていけるの!
わたしは、ロルフィング®︎をきっかけに、その呪縛から解かれ、身体は変わる可能性に満ちていて、身体の不快感や痛みなく生きることができる、踊ることができるってことを知る。それと同時に、自分のからだに意識を向けることも習慣に。だって、多くの痛みや不快感は、自分の癖が生み出してることが多いから。
わたしはダンスも好きだし、ピラティスも指導できるし、ヨガとかも好きだけど、家でそれを自らやるほどアクティブではなく、かなりのグータラ癖がある。最近、よりピッタリくる言葉に出会ったんだけど、それは“だらしない”笑。そう、わたしの日常は、やる時はやるけど、そんな時はわずかで、チャンスさえあればまぁまぁだらしない。日々ぐーたらしてる割に若かりし頃のような肩こりや腰痛もないし、冷え性もなく、体温は上がり、からだ的にはとても居心地良い日々。週に1回かろうじて継続してるダンスレッスンもそれなりに年月と共に進歩も感じる。
それどころかダンスに至っては、若い時よりラインも綺麗だし、コントロールできる柔軟性も増している。
これといったトレーニングやエクササイズもせず、おまけに車生活の中で、いかにして現状であるかというと、ほんと、1日の中で気づいた時にからだを感じたり、意識してるくらい。
例えば、
・今片足に体重が乗ってるな→両方に乗せておこう
・頭が左に傾いてるな→ちょっと目の使い方を変えよう(わたしは目の使い方を変えると頭の傾きが変わりやすい)
・お腹の肉が気になるな→肋骨と骨盤の距離を広げておこうかな
こんな感じ。
これをただひたすら、気付いた時にやるだけ。1回数秒のことを、気付いた時にやるだけ。これが結局のところ、とても大切だし、鍵だと思う。
もちろん、これを最初からやれたわけではなく、長年ちょっとずつちょっとずつ出来る様になったんだと思う。だけど、その始まりは、「いまわたしはどう座ってるんだろう?」
とか、思ってみるだけのところから始まる。答えがわからなくても、ただそう思って立ち止まるだけ。それを続けていくと、そのうちもう少しこうしよう、ああしよう、ということがわかったり、これはプロに聞かねばわからない、ということも明確になってくる。
すぐにとは言わずとも、今これを読みながらそう思ってみることが、10年後のあなたの身体を変えているかもしれない。
無料でできるし、何もいらないし、未来のためにお試ししても悪くないんじゃないかな。
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