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ほどらで社長日記

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会社員を11年、フリーランスを2年やってから2021年3月で法人化しました。 大阪府泉佐野市を拠点に事業をしている社長の記録です。
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2021年5月の記事一覧

ほどらで社長日記「没頭してからがスタート」

自分の仕事が転職かどうかを判断する基準に「宝くじで10億円当たっても、今の仕事を続けますか?」というのがあるらしい。 皆さんはどうですか? 僕の場合「10億円あれば、今進めている事業に人を増やして一気に進められるし、資金が足りなくて後回しにしている事業もやれる!最高やん!」と考えてしまったので、やはり今の仕事が合っているし、働くのが本当に好きなんだと思う。 会社員の時から自分がやりたいと思った仕事しかやったことがない。元々好きなことしかやる気にならないタイプなので、お金

ほどらで社長日記「この道一筋70年」

クリエイター仲間が先日の田植えの様子を映像にしてくれた。めっちゃいい感じなのでまずは見ていただきたい。 【映像制作:松本賢 "LISTORY"】 現在、弊社の農地は僕と父親の2人体制で管理している。父親は生まれた時から農業をやっている。この地で生まれ、この地で育ち、この場所で今も働いている大ベテランだ。 映像にも登場する父は、70歳を目前に控えても、まだまだ現役バリバリ。正直、10代の頃は毎年同じことの繰り返しで何が楽しいんだろうと思っていた。しかし、今は当たり前に思え

ほどらで社長日記「努力の臨界点」

「努力しても結果が出ないんです」という方はたいてい結果が出るまで努力していない。ただなんとなくがんばっているだけの場合がほとんどだ。 努力には臨界点のようなものがあって、そこを超えるまでは大した変化が起きないものなのだ。 なので「努力をする」とは「臨界点を越えるためにいかに効率よく時間を使うか」と言い換えることができる。 努力とは以下の要素に分解できる。 ・努力の量 ・努力の方向性 ・努力の質 まず【努力の量】 やってみないことには何もわからない。たった数回やってち

ほどらで社長「意識したのは再現性」

「名選手、名監督にあらず」という言葉があるように、実績が優秀な人でも必ずしも優秀な指導者になれるとは限らない。むしろ、現役時代の結果は目立たなくても、ひたすら努力と研究を繰り返した経験を生かして、指導者として大成される方も多い。 僕の場合はフリーランスになったのが35歳と遅めで、しかも大したスキルや人脈もなく独立したものだから、始めの頃は苦労ばかりだった。時給100円みたいな仕事もしたし、労働時間10時間越えは当たり前だった。 だからこそ、その状況を早く脱するための方法を

ほどらで社長日記「SDGsと農業」

2021年の田植えもスタート。 日本だけでなく世界中に大きな変化が起こる中で、今年もまた米作りができるのは本当にうれしい。 最近はいろんなところでSDGs(持続可能な開発目標)という言葉を聞くようになった。まだ知らない方はぜひ下記のリンクでわかりやすくまとめてくれているので読んでみて欲しい。 参考▶︎イマココラボ「SDGsとは?」 読んでみて思った。農家って昔からずっとSDGs的な働き方やんね。 農業は基本的に同じ土地で何年も繰り返すことが前提になっている。だから、

ほどらで社長日記「旗を立てる」

自分には特に才能や経験がない。やりたいことはいっぱいあるけど、ひとつに決め切れるほど強くもない。ただ、何かやらないといけないのは分かっている。 そんな感じでずっと迷っているのなら、まずは分かりやすい目的地を決めて進んでみる。 迷っている限りは計画にすらならないので、いつまでも動き出すことができない。 例えるなら旅行。旅行に行きたいなーと思っているだけでは意味がない。まずは「東京に行こう」と目的地を決める。 そうすると自然に、スケジュールを確認し、電車・飛行機・バスなど

ほどらで社長日記「迷ってるなら会社へ行け」

最近は大学卒業からそのままフリーランスとして仕事を始める、いわゆる「新卒フリーランス」も増えている。 僕が教えている講座では大学生もよく来るので「卒業したら会社に就職するかフリーランスになるか迷っています」という人も多い。 結論から申し上げる。迷っているぐらいなら会社員になった方がエエよ。 そもそも会社員だろうがフリーランスだろうが、働き方の違いであって、優劣はない。目的地にたどり着くための手段に手段に過ぎないので、より自分の理想に近い方を選べばいい。そして、途中で選び

ほどらで社長日記「ないなら作れ」

田舎を中心に活動していると、ないものが結構ある。 10代の頃はないことがすごくイヤだった。テレビでいろんな情報は得られるものの、自分の街にはそれがない。同じ日本なのにどこか架空の話のような感覚。 そういうものを自分の目で確かめたくなって、大学卒業後就職のタイミングで上京した。 東京には今までテレビの世界の話だったものが、現実に当たり前のように存在した。田舎の少年が興味のままに、手当たり次第やってみる、そんな20代を過ごした。 一通りやり尽くした30代。ふと思うようにな

ほどらで社長日記「大きなミス」

自分の油断から、大きなミスがあった。相手が絶対にやらないでほしいと注意を受けていたことを、やってしまった。信頼は積み重ねるのは大変だが、崩れるのは一瞬だ。 仕事においては信頼しても信用せず。 人間だからミスすることは誰にでもある。だからこそその前提に立って、仕組みやルールを考える必要がある。 友達関係の延長で仕事をする時は特に注意が必要。これぐらい言わんでもやってくれるやろ、みたいな考えはお互いによくない。遊びでは許されることでも、仕事では許されないことも多いのだ。

ほどらで社長「伝える努力とエンタメ性」

難しいことを難しく伝えても芸がない。難しいことをわかりやすく伝えらると価値がある。しかしどうせなら、難しいことをわかりやすく、かつおもしろく伝えられたら最高やんね。 知られなければ存在しないのと一緒。どれだけ価値のあることでも伝える努力は必要不可欠である。 まずは興味を持ってもらうことが最優先だ。特に教育の分野では興味がないものは学んでもらえない。 興味を持ってもらうために大切にしているのがエンタメ性だ。おもしろいと思ってもらうことは学ぶ動機に直結する。講座をするときも

ほどらで社長日記「判断せずに理解する」

やろうとしたことが思い通りにできなかった時に、ネガティブな感情になる人は多い。「またできなかった、、、」「どうせ自分なんか、、、」そうやって自分を責める。 冷静に考えると、それって自分が勝手に思ってるだけやん、みたいなことばかりだ。もしかしたら過去に注意されたり怒られたりしたことがあったのかもしれない。だからといって、今回もまたそうとは限らない。 これはもう本能に近い。生物が危険を察知して逃げようとする能力だ。過去の失敗(危険)パターンを記録し、同じような場面になった時、

ほどらで社長日記「経験が応援になる」

「自分の経験が誰かの役に立つ」ことに気が付いたのは発信を始めてから。 体調を崩していた時に、日々の心の変化ややってみて感じたことなどをひたすらTwitterに投稿していた。時には愚痴に近いことも多かったが、吐き出して客観視が目的だったので気にせず投稿を続けていた。 すると、少しずついいねが押されたり、コメントがつくように。 自分の書きたいものを書いているだけなのに、フォロワーも1000人を突破。自分と同じ気持ちや境遇の人がたくさんいることを知れたのはおもしろかった。

ほどらで社長日記「分からないは知らないだけ」

教育事業を続けていると本当にいろんな人に出会う。 特に弊社がやっているようなキャリアスクールだと、年齢、出身、性別などすべてがバラバラ。もちろん目指す方向性もひとりひとり違う。 同じことを教えていても、時には自分が考えたこともない方向から質問や意見が飛んでくることもあり、講師メンターの自分が学ばせてもらう。 続けていくほどに人間はおもしろいなぁと思う。 悩みとしては大きく2つ ・やりたいことはあるがどうしていいか分からない ・そもそも何をしていいか分からない どちら

ほどらで日記「メンターの仕事」

メンターとしていろんな人の話を聞いていると、思っている以上に人は自分で自分のことがわかっていない。 今この瞬間出ている人格はほんの一部でしかなくて、その奥には過去の膨大な経験が眠っている。そんな話を聞き出していくのは本当に楽しい。どんな人であっても、生まれた瞬間から今の状態になったわけではないのだ。 いろいろと話を聞いていく中で、その人が変わるきっかけになったエピソードが見つかると、一気に会話が熱をおび始める。あきらかに表情が変わる瞬間を見るのが、本当に好き。 僕がメン