ほどらで社長日記「この道一筋70年」
クリエイター仲間が先日の田植えの様子を映像にしてくれた。めっちゃいい感じなのでまずは見ていただきたい。
現在、弊社の農地は僕と父親の2人体制で管理している。父親は生まれた時から農業をやっている。この地で生まれ、この地で育ち、この場所で今も働いている大ベテランだ。
映像にも登場する父は、70歳を目前に控えても、まだまだ現役バリバリ。正直、10代の頃は毎年同じことの繰り返しで何が楽しいんだろうと思っていた。しかし、今は当たり前に思えるぐらい同じことを繰り返すことの難しさや大切さが痛いほどわかる。
多くを語らず、ただひたすらに仕事をする父には、自然と尊敬の念を抱かざるを得ない。
東京から戻って、本格的に農業を再開して3年。父と仕事をするようになって考え方も大きく変わってきた。
同じように思える毎日の中にも、ちょっとした変化がたくさんある。そういうことを敏感に察して、まずはしっかりと受け止める。ちょっとでも違和感があるなら、その原因を考えて、必要であれば対処する。
始めは小さな問題でも、気が付けば大問題になることも多い。だからこそ、問題は問題になる前に解決できるのがベスト。
本当にすごい人は問題を解決できる人ではなく、問題を問題になる前に潰せる人だ。そういう人は普通の人が問題に気がつく前に対処してしまうので、一見すると地味で目立たない。
当たり前を当たり前として成立させるためにあらゆる手を打てる。この道一筋70年の姿は、やっぱカッコエエのだ。
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